Lenovo G50-45 80E3 OS起動後操作ができない

Lenovo G50-45 80E3 マルウェア感染・データ救出+リカバリー

Windows8.1搭載機をWindows10にアップグレードして使用されていたパソコンです。
「かんたんスタートBOX」というメニューソフトが出たり消えたりし、タスクバーを操作できないというご相談で持ち込まれました。

症状

・「かんたんスタートBOX」がチラつき、操作が全くできない
・操作ができていたときも動作が重く、よく固まっていた

店頭でスタートBOXの終了をさせようとタスクマネージャーを開いても、タスクマネージャーが固まってしまいます。
なんとか「Ctrl+Alt+Delete」のショートカットでシャットダウンを行いましたが、もう一度起動しても全く変わりません。

診断・分解

ネジを3つ外し、蓋を下方向にずらします。

HDDを留めているネジ4つを外して左にずらします。

HDDチェック・メモリーチェックテスト

HDDは異常なし。
使用時間も2000時間を少し超えた程度で、まだまだ使用できますね。
仮組みをしてメモリーのチェックテストも行いますが、こちらも異常なし。

ウイルスチェック

いくつかのマルウェアが検出されました。
デスクトップ画面に「Hao123」のショートカットがあったり、Internet Explorerのトップページが「Ask」というページに変わっていたりと、お客様自身も不審に思うことはあったようです。

原因

・マルウェア感染によるファイル破損
・Windows10へWindows8.1の環境を引き継いでアップグレードされたことによる内部不整合

データ救出

データだけでも先にほしいとのことでしたので、データの救出を行います。
当店で販売しているUSBメモリーにコピーして、まず初めに複製をとっていただくようお願いしてお渡しします。
その後、パソコン自体の修理に取り掛かります。

リカバリー

筐体の左端に、「Novo Button」というリカバリー用のボタンがあります。

ボタンを押すとこんな画面になります。
メニュー一番下の「System Recovery」を選びます。

リカバリーが始まりました。
Windows10になっているとリカバリーできないことがありますが、LenovoのNovo Buttonはかなり優秀です。

清掃・返却

リフレッシュパックを施します。
Windows8.1に戻りますが、安定して使用できることを考えWindows10ではなくWindows8.1のまま作業を進めます。
Windows8.1最新の状態まで調整を行います。

タバコのヤニによって埃が固まっていたので清掃を行い、返却です。

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