富士通 WA/2R 修復を繰り返す・klelam.sysの破損 1

富士通 FMVWRA2B7 WA/2R 起動時マルウエア対策不具合で起動しない

10日程前にリカバリー処置をしてご返却したノートパソコンの再診断です。
ウイルス対策ソフトをインストール途中に強制終了をした後、修復・再起動の繰り返しになってしまい起動できなくなりました。

一度診断をしているので、ハードウエア的な故障はないはずですがもう一度分解して確認をしていきましょう

2重カバーになっている

裏返すとネジが全く見当たりません。

最初に取り外すのは手前の細長いプラスチックのカバーです。
ネジが2個見えるので取ってから、裏面にはまっている蓋を外します。

爪ではめ込まれているだけですが、慎重に外しましょう。
これで普通に分解できそうなネジが出てきます。

バッテリーはレバーだけで取り外せます。
バッテリーを外した後全体のねじを外せば内部にアクセスできるようになります。

念のためHDDとメモリーのチェックをしましたが、機械的な故障はないのでやはりソフト的な問題ですね。

チェックディスクとシステムファイルチェッカーを試す

Windowsの修復を試していきます。
コマンドプロンプトを立ち上げて「CHKDSK」と「SFC」をおこないます。

残念ながらこれでは改善しませんでした。
リカバリーをしてしまえば簡単なのですが、10日前にもリカバリー処置をしていますので出来るなら避けたいですね。

スタートアップ修復のログを確認

HDDを取り外して作業用パソコンにつなぎます。
HDDのWindowsパーティーション内で「\Windows\System32\LogFiles\srt\SrtTrail.txt」を取り出して内容を確認します。
SrtTrail.txtはスタートアップ修復時に作成されるログファイルです。

ほとんどは原因が特定できない表示ですが、一ヶ所だけ「klelam.sys」が破損しているとの表記がありました。
「klelam.sys」は起動時のマルウエア対策用ドライバーとのことなので、ウイルス対策ソフトをインストールしようとしてから起動が出来なくなったという内容と符合します。
起動時のウイルス対策をおこなう時にエラーを起こすため、起動プロセスに入れていないのが原因のようです。
BootではなくWindows読み込みの最初期でのエラーになっているのでやっかいですね。
ここから修復を試みました。

「富士通 WA/2R 修復を繰り返す・klelam.sysの破損 2」
「富士通 WA/2R 修復を繰り返す・klelam.sysの破損 3」

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