IIYAMA P650DRP 表示不良・チェックディスク

液晶不良で画面がちらつく・HDD故障でチェックディスク


IIYAMAのノートパソコンで画面がちらつくとご相談がありました。
液晶かケーブルの不良のどちらかでしょうか。

さらに店頭チェックでわかったのは、起動時に毎回チェックディスクが走ることでした。
毎回のチェックディスクは、ほぼHDD故障で間違いないかと思われます。

HDD・SSDが重なって取り付けられている

裏面写真はこちらです。

分解の細かい写真は取り忘れましたが、内部写真です。

バッテリーコネクターを外してからSSDを取り外します。
SSD1台しか見えていませんが、実はSSDと抱き合わせでHDDがセットされていました。

ノートパソコンに2つのドライブを設置するのに、この形態は初めて見ました。
自作パソコンなどでHDDを設置するときに2つのドライブ間はなるべく離すのが鉄則なのですが、放熱対策は考えられていないようですね。

チェックディスクはHDD故障が原因

SSDとHDDの検査をしてみたところ、SSDは正常ですがHDDにはエラーが多発していました。

毎回のチェックディスクはHDDエラーが原因でした。
HDDはデータ用で、SSDは正常のためOS領域は正常で起動に問題はありません。

HDDは新品に交換して領域の確保をしておきます。
チェックディスクが毎回走る不具合は解消しました。

液晶不良・交換

画面表示の不具合は、液晶不良だったため仮液晶に付け替えることで解消されました。

新品の液晶パネルを手配して交換することになりました。
きれいに映るようになったのですが、起動してみると画面の解像度がおかしいのに気づきました。

グラフィックドライバーがあたっていない

原因はCPU内蔵ビデオ機能のドラーバーが当たっていないことでした。

オーナー様に確認したところ、画面の表示不良の改善ができるかもしれないと考えてWindows10の「初期状態に戻す」をおこなったそうです。
どうやら、そのときにドライバーが当たらずそのままになっていたようです。
今回の修理に当たり、グラフィックドライバーをインストールしておきます。

「Intel HDGrafics 530」として認識されて、解像度も正常になりました。

液晶パネル交換・HDD交換・グラフィックドライバー適用の3処置で修理完了です。

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