東芝 dynabook REGZA PC PD731T7DBFBK D731/T7DBK　使用中に電源が落ちたあと起動しなくなった

第2世代Core i7搭載の一体型パソコン。
OSはWindows7のままで、最近はゲーム機の外部出力モニターとして使用されていたそうです。

電源を入れたまま席を外したら、戻ってきたときには電源が落ちていたとのことです。
その後電源ボタンを押してもランプは点きません。

電源が急に落ちたということであれば、マザーボード故障である可能性が高いです。
こちらのパソコンはメーカーでWindows10の動作保証がされておらず、またWindows10は2025年の10月にサポートが終了してしまいます。
10年以上前に発売された機種のため、修理はせずデータ救出のみ行うことになりました。

分解：HDD

まず裏面右下の蓋を開けます。

キーボード・マウス制御用のレシーバー子機があるので外しておきます。

中央のネジを外し、蓋を取ります。

足と光学ドライブの固定ネジを外し、両方とも本体から取り外します。

計7個のネジを外すと、裏面パネルを取り外せます。

中央下部にあるのがHDDです。
マウンター固定ネジとSATAケーブルを外します。

HDDステータス：正常

2TBのHDDが取り付けられていました。

使用時間は3万を超えていますが、ステータスは正常です。
早速データ保全に取りかかります。

データ復旧

デスクトップやドキュメントのフォルダーを中心にユーザー様が作成・保存されたデータを救出します。

476GB中、ピクチャフォルダーだけで334GBありました。
データ量をお伝えし、ご持参いただいた外付けHDDへデータを格納したらご返却です。

フォルダー構造も無事でした。

今回のパソコンはWindows7世代機ということで問題ありませんでしたが、ここ何年かはBitLockerというデータ保護暗号化が自動的にかかっていることもあり、データ復旧の難易度が高くなる傾向にあります。
機械はいつか必ず壊れますので、パソコンの中と外付けメディア・あるいはクラウドサービスを利用して二カ所に同じデータがあるようにしておきましょう。

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