富士通 CLH92J2 CELSUS H920 自動修復画面になる

 

富士通 CLH92J2 CELSUS H920 HDD故障でOSが正常起動しない

Windows7搭載ワークステーションの高性能機です。
Windows10にアップグレードの上お使いだったとのことですが、修復画面になってしまいOSが起動しないという症状で持ち込まれました。

症状・自動修復を繰り返す

修復が終わるのを待ってみても、OSは起動しません。

早速お預かりして診断を行います。

分解・HDD取り出し

裏返してバッテリーを外し、赤丸内のネジを外します。

この頃のノートPCはHDDメモリーにアクセスしやすくていいですね。
更にネジを外すとHDDが取り外せます。

診断・HDD故障で異常表示

HDDを診断ツールにかけてみると、かなりのエラーが発見されました。

あまり見ることのない異常状態です。
時間数も16000時間を超えており、寿命かと思われます。
しかしファンの吹き出し口を見てみると茶色い埃がかなり出てきたので、熱による劣化も考えられます。
今回の不具合はHDD故障が原因でした。

HDDクローン・データ救出

エラーが多く時間はかかりましたが、特殊なクローン機でコピーは取れました。
しかし、HDDのパーティーションはフォーマットをしないと使えない状態です。
作業用パソコンで復旧作業をおこない、無事にデータ取り出しが出来ました。

修理・SSDに換装

以前ユーザー様自身でSSD換装を試みたそうですが、OSのコピーを取ってもうまく起動できなかったそうです。
その時点でHDDにエラーがあった可能性が高いですね。

元々入っていた320GBのSSDから、持ち込まれた480GBのSSDに交換して修理を行います。
SSDへの交換で起動は1/3の時間となりました。
SSDのスピードは魅力ですね。

Windows10クリーンインストール

救出したデータからリカバリーをすることは可能でしたが、Windows7は2020年の1月14日にサポートが終了してしまいます。
高性能機でまだまだお使いいただける上、ビジネスモデルであるため富士通の公式サイトにWindows10用のドライバーがありました。
そのため、Windows10のクリーンインストールをご提案の上受注。

Windows10のクリーンインストールを行い、そこからリフレッシュパックを施します。

内外清掃・返却

かなりがっしりした造りで、まだまだ現役で使えるパソコンです。
内外清掃をきっちり行い、機能の確認を行ったうえで返却です。

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