NEC VN770/F「ドライブのスキャンおよび修復中」

NEC VN770/F PC-VN770FS1KB HDD交換&Windows10クリーンインストール

10年ほど前のWindows7一体型パソコンです。
自動アップグレード期間にWindows10になっていますが、「ドライブのスキャンおよび修復中」という画面になりWindowsが起動しません。
親戚のお子さんに渡したいとのことですので、リスクをご理解いただきWindows10を使用できるようにするという前提でお預かりします。

分解・詳細診断

画面を下にして倒し、裏のネジを全て外してパネルを取ります。
HDDは3個のネジで留められているので、ネジとケーブルを外すと取ることができます。

マウンターも取り外した状態です。
「ドライブのスキャンおよび修復中」というのはOSが読み込めず重要データの確認と修正を行うチェックディスクというもので、HDDの故障が原因であることが多いです。
もちろんHDDが正常で別の理由によりWindowsが破損して症状が出ているものもあるので、まずはHDDの状態を確認します。

HDDステータス:注意

検証用パソコンに接続して診断ツールを起動すると注意状態であることがわかりました。
3万時間弱使用されており、代替処理(読めないところに書かれたデータを正常な部分に書き移す処置)が保留中も含めて1000か所以上あります。
経年劣化による故障ですね。
データは必要ないとお伺いしていたので、交換のみで済ませられます。

仮組みをしたパソコンではメモリーのチェックテストを実施し、問題がないことを確認しました。

Windows10クリーンインストール

検証用のHDDを組み込み、Windows10のクリーンインストールを行います。
インストールディスクをBlu-rayドライブに挿入して電源を入れ、メーカーロゴが表示されている状態でキーボードのF7キーを何度か押します。

この頃のNECのパソコンであればブート選択画面が表示されるので、Blu-rayドライブを選択します。
「光学ドライブから起動する場合はなにかキーを押してください」という英文が表示されるので、適当なキーを押すとWindows10インストーラーを立ち上げることができます。

一度Windows10でライセンス認証されているのでライセンスコード入力の必要ありません。
インストールは問題なく終了し、ドライバーも当てられたので見積をお伝えした結果リフレッシュパックをこのまま進めることになりました。
HDDは1TBをご希望されたため、1TBの新品に交換して作業を進めます。

見積連絡後にMicrosoft Office 2010のインストールディスクを持参いただいたので、そちらのインストールも行い最新まで調整を行います。

清掃・返却

内外両方とも10年分の埃がかなりあったため、綺麗に清掃します。
最後に無線キーボードやその他機能が動くことを確認し、返却です。

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