Lenovo M720t 修復画面で起動しない

Lenovo M720t SSD故障・交換リカバリー

購入後1年3ヶ月ほどのLenovo M720t デスクトップパソコンですが、青い修復画面になり起動しません。

メーカー保証はすでに切れていますし、できればデータも救出したいとご相談を受けました。
SSDとHDDの2ドライブ構成で、最近のパソコンによく見る構成ですね。

NVMe SSD搭載

HDDは1TでSSDは256GのM.2 NVMeとなっています。
M.2のSSDにはSATAとNVMeの2種類がありますが、最近では速度の速いNVMeが主流です。

側板を外してすぐに見える場所にHDDが設置されていますが、こちらはデータ用でWindowsは入っていません。

パネルを引き上げてHDDを外します。

M.2のSSDはこの位置にあります。

SSD故障で認識しない

取り外したSSDとHDDを検査していきます。
作業用パソコンに接続すると、HDDは正常ですがSSDはきちんと認識してくれません。

SSD故障で起動できないのは間違いなさそうです。
HDDにもデータはありましたが、こちらはそのままで使えます。
SSD内のデータが心配ですね。

SSDデュプリケーターでコピー

作業用パソコンではきちんと認識してくれませんが、とりあえずNVMe用のデュプリケーターで全体のコピーを取ってみます。
コピーは始まり、少し時間はかかりましたが終了しました。
コピー済みSSDを作業用パソコンにつなぐと、内部のデータにアクセスできることがわかりました。

SSDの場合、異常があってもコピーは可能だったりデータの取り出しだけはできるときがあります。
今回はデータ救出が成功しました。

しかし、コピー済みSSDを取り付けてみても起動はできなかったので、Windowsは入れ直しとなります。

SSD交換・ヒートシンク取り付け

新品のNVMe SSDを取り寄せて交換します。
デスクトップパソコンで内部には余裕があるので、ヒートシンクも取り寄せて取り付けました。

本来、SSDの寿命はHDDより長いと言われますが、今回のように1年程度で故障してしまうSSDも結構あります。
NVMeのSSDは高速な分発熱が高く、熱による故障が起こりやすくなります。
ヒートシンクをつけて放熱をよくすることで、少しは熱の問題が減ることを期待しましょう。

できるならSSDに風が当たるようにしたいところです。

Windows10クリーンインストール

SSDは新品なので、OSを入れないとなりません。
Lenovoのパソコンはメーカーサイトにほぼすべてのドライバーがありますので、Windows10をクリーンインストールしてから調整をおこないます。
ドライバー調整・アップデートはきちんとおこないます。
最終的な確認をしてから、救出済みのデータを戻して終了となります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA