認識しないCFカード・写真データ復旧

CFカードのドライブ名が表示されてもすぐに消える

デジタルカメラで使っているコンパクトフラッシュカードが読み出せなくなりました。
カメラで認識できず、パソコンではドライブ名が一瞬だけ表示された後消えるのを繰り返します。

症状から考えるとCFカードのコントローラー不良の可能性が高いですね。
一般的にメモリーカードのコントローラー不良ではデータの取り出しは困難です。

USBアダプターではコピーできない・IDE変換でコピー

SDカードやCFカードのデータ復旧では、保全のためUSBメモリーにセクター単位のクローンを作成します。
USBカードリーダーを使いデュプリケーターに接続しますが、デュプリケーターでもCFカードを認識してくれずコピーそのものが始まりません。

CFカードにはIDE端子(パラレルATA)で接続できる規格が組み込まれています。
手持ちでCF-IDEアダプターがありましたので、試しに変換してみました。
IDEからSATAに再変換してSSDにコピーを取ってみたところ、全く問題なくコピーがスタートしました。

通常のCFカードの回路とIDEコントローラーの回路が別回路なのでしょうね。
IDE変換をするとパソコンでもカードの認識はできることがわかりました。

パーティーションがRAW状態のためデータ復旧

クローンできたSSDを使ってデータ救出を行います。

ドライブ名は認識して消えたりしませんが、パーティーションが認識されません。
ディスクの管理を見てみるとRAWと表示されました。

RAW=生の意味で、データ自体は存在していたとしても通常では認識できない状態なのを表します。

全セクター検索で97Gの写真データ復旧

全領域の検索を行っていきます。
幸い、写真のデータが大量に認識されました。
セクター検索の場合過去の削除データも検出されます。
通常のフォルダー構成以外にも削除データらしき写真が検出されて、正常に開くことができました。
オーナー様に確認していただいたところ、通常のフォルダー構成分が必要な写真とわかりました。

データ量は97Gですので、128GのCFカードほぼいっぱいのデータですね。
お預かりした外付けHDDにコピーさせていただきご返却となりました。

CFカードなどのメモリーカードは機械的に破損すると、データ復旧は困難です。
128Gなどの大容量品は破損時のダメージが大きいので、32G程度のものを差し替えて使用するのがいいかもしれません。

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