高性能自作マシン 自動修復になる

自作マシンHDD故障 OS破損

自作機パソコンですが、使用者が組み立てたわけではなく制作者とは連絡が取れません。
今回の不具合は2点です。

・Windows8.1から10になっていて、「自動修復」の繰り返しで起動出来ない。
・ビデオカード側のコネクターからモニターに出力できず、マザーボードコネクターから出力している。

ビデオカード差し替え

通常は、ビデオカードを増設するとマザー側出力は無効化されます。
ということはビデオカードは全く認識していないということ。

ビデオカードは真ん中のPCI-eスロットに刺さっていました。
別にこの場所でも使用できるはずですが、接触不良でしょうか。

位置を最上部のスロットに差し替えてみたらすんなり認識して出力が可能になりました。

4T HDD故障(記憶域プール)

ストレージ構成は SSD1台・HDD 2T2台・HDD 4T1台 の4台構成です。
4TのHDDがエラーになっていて、まともにアクセスが出来ません。
先頭の方にエラーが多く、その部分のクローンにかなりの時間がかかりました。
確認のために作業用パソコンに繋いでも認識しません。
ディスクの管理を開くと「記憶域」と出ます。
2TのHDD2台も同じく「記憶域」となります。
「記憶域」はWindowsで複数のHDDをまとめて管理する仕組みで、RAID1にしたり仮想的に10TのHDDとして使用が出来ます。
使い方により便利な機能ですが、故障の時などは困りものです。

今回のストレージ構成は、以下のようになります。
SSD OS(Cドライブ)
2T HDD RAID1(記憶域による仮想RAID)
4T HDD 単独データドライブ(記憶域に参加)
記憶域に参加している4T HDDの故障によりWindowsも不調になり、OS破損となったみたいですね。

Windows10のクリーンインストール

故障は4TのHDDのみなのでSSDに新規でWindows10をインストールします。
いったんWindows10にアップデートされて認証が通っているので、インターネットにさえ繋げば自動的にライセンス認証は終了します。
マザーボードメーカーのサイトにWindows10向けのドライバーがありましたので適用します。
Windows10は最新の「v1809」です。

記憶域は再認識

記憶域のデータは復旧が必要と思ったのですが、OSを入れ直したパソコンに繋いだら3台とも記憶域として認識しました。

4T HDDは新品にクローンコピーしたもので、個体が違いますが同一のものとして認識したようですね。
通常のRAIDだと再構築しないといけないので、記憶域はある意味柔軟です。
4T HDDのクローン・差し替えでデータも認識しましたが、エラーはあったので破損データはありそうです。
元のCドライブにあったデータだけは、「取り出し」が必要なのは当然ですが最小限の作業で済みました。
環境は再構築が必要ですが他は元通りになりました。

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