東芝 PB25/MB PB25MCAD482AD7Y ヒンジ破損・修復

東芝 PB25/MB PB25MCAD482AD7Y
画面表示部のヒンジネジ止めが全破損しています。

ヒンジ破損の場合、1カ所割れて強度が下がると他の所に負荷がかかりその部分も割れていきます。
最終的には、画面部分と本体部分の4カ所全部が割れてしまうこともあり得ます。
ぐらつきを感じたら、すぐに修理をする必要があります。

当店ではヒンジ割れ補修の場合、基本的に樹脂成形材で接着補修をおこないます。
今回の破損は液晶側のねじ止めが、左右とも各3個すべて割れてとれています。

そのため、通常より念入りに補修をいたします。
ヒンジのねじ止め用金属部分の裏側全体に成形材を流し込み、全体を固定します。
ねじ受けが割れるのは、その一点に負荷が集中するためなので、全体を固定することにより強度を確保した上で負荷分散します。
さらに、いつもの手順として蝶番のねじを少し緩めます。

今回のねじはかなり堅くて、緩めるのに苦労しました。
これだけきついと負荷もかなりかかりますね。

後1カ所、本体側のねじ受けが割れています。

こちらはFANを止めているねじも兼ねているので、そのまま固着することには問題があります。
そのため、ねじ受け金具の周りに補修材で成形固定をしました。

完全固定には及びませんが、強度的には問題ないレベルです。
できあがりはこんな感じです。

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