富士通 TX-150-S4サーバー データ復旧

富士通 TX-150-S4 起動しない

2006年発売のWindows2003サーバーパソコンです。

24時間稼働されていたパソコンですが、10年超で起動しなくなりました。
電源ランプだけは点きますが画面には何も写りません。

RAID1機・データ復旧優先

会社で必要なソフトとデータがこのパソコンにしか入っていません。
このサーバーから直接ソフトを起動させてデータを使用していました。
データベースとFAXデータとその他。
データのみの取り出し依頼です。
パソコンはRAID1構成なのでデータは何とかなりそうです。

パソコン自体は新品に入れ替えるそうですが、データは引き継ぎます。

SCSI接続80ピンHDDからのデータ復旧

まず、使われているHDDが特殊で80ピンのSCSI(スカジー)接続のもの。

SCSIとIDEやSATAは互換性がありません。
SCSIは外付けのインタフェースとしては一般にも使われましたが、内蔵用はあまり見られません。
しかも、規格としては旧規格で現在はSAS(シリアル・アタッチド・スカジー)に変わっています。
そのため、読み出す機器がほぼ手に入りません。
今回は、80ピンのSCSIを外付け用の68ピンに変換するコネクターを使います。

SCSI HDDからSATA HDDへクローン作成・データ救出

HDDをSCSI68ピンで接続出来るクローン機で、SATAのHDDにコピーをします。
多少のエラーがありつつも、滞りなくクローンは完了しました。
後は「クローンHDD」を作業用パソコンに接続して、オーナー様からお預かりした外付けHDDに全データをコピーします。
データを確認して頂いてお渡しします。
RAID1とはいえ本体が壊れればデータは使えません。
RAID1・5は本体が無事な時のデータ保護にしかなりません。
バックアップは必要です。

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