富士通 CH55/J FMVC55JBR
女性に人気のデザインで、Windows8搭載モデルの小型パソコンです。
Windows10にアップグレードして使用されていたそうですが、電源を入れてもロゴが出ず、OSが起動しないという症状です。
このパソコンは、高速化用のSSDとHDDの2ドライブが載っているちょっと変わった構成です。
店頭で起動してみますが、画面が明るくなるだけで全くロゴが出ません。
これでは使えません。
裏蓋を外してHDDを検証用PCに繋ぎます。
HDD診断ツールでは正常ですが、中身が全く見えません。
衝撃によって発生したエラーレートがなかなかの数値ですね。
しかしラピッドストレージテクノロジーでは危険という表記になりました。
HDDを外した状態でメモリーのテストなどを起動してみると、問題なくロゴが出て先に進んだため、HDDのチェックで止まって起動できなかったようですね。
HDDのコントローラーが不良のようです。
残念ながら、安価にデータを取り出せるレベルではありませんでした。
SSDに交換します。
SSDですので、高速化用SSDの設定は解除します。
HDDから全くデータが取れずリカバリーができないため、Windows8.1のクリーンインストールを行います。
富士通のビジネスモデルはドライバーがメーカーサイトに上がってることが多いので、ダウンロードして適用しました。
そのあとは通常のリフレッシュパックと同様のことを行います。
パソコンはいつ壊れるかわかりません。
大切なデータがあればこまめにバックアップを取りましょう。