Surface Pro4 電源が入らない・データ救出

Surface Pro4 データ救出・BitLocker解除

電源が入らなくなってしまった Surface Pro4。修理はせず、データ取り出しのご要望です。

Surface Pro4はM.2タイプのSSDが搭載されているので、分解ができればSSD単体からデータの救出が可能です。
その分解が大変ですね。

暖めつつパネルの取り外し

Surfaceシリーズは液晶パネルが強力な両面テープで貼り付けられています。
取り外すには暖めが必要です。

暖めながら薄いカードを使ってパネルをはがしていきます。慎重にはがさないと、ケーブルやアンテナが破損します。
一番神経を使う作業です。

ケーブルの取り外し

パネルがはがせてもそのまま外すと、ケーブルが破損します。

2本のケーブルが金属のふたに覆われてはめ込まれていますので、まずふたを外します。結構外しにくいので焦らずに。
液晶パネルを完全に取り外した後がこちら。

赤枠部分の金属カバーの中にM.2のSSDがあります。

M.2のSSDをコピーする

SSDのデータを保護するために、コピーを取ります。コピー先はHDDで問題ありません。
そのためにちょっと特殊な接続を行います。

ドライブのBitLocker暗号化解除

SurfaceシリーズはMicrosoftアカウントでログインを設定していると、自動的にBitLocker暗号化が設定されてしまいます。

今回もBitLockerがかかっていましたが、オーナー様はそれを知らずに使用していました。
暗号化の「回復キー」も控えてありません。
そのため店頭でオーナー様立ち会いの上、Microsoftアカウントのパスワード再設定を行ってログインして回復キーの取得をおこないました。
Windows10での使用環境のため、回復キーを入力するパソコンにはWindows10のものを使います。
Windows8.1までのパソコンでは解除ができなかったりします。

最終的に、Officeデータや写真などを救出できお喜びいただけました。
データの保護のため、複製の保存をお願いしておきました。

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