MOUSE NG-i630SA1-SP2 電源が落ちてから起動しない

MOUSE NG-i630SA1-SP2 ブルースクリーン・SSD交換


使用中に電源が落ちて勝手に再起動してしまったあと、起動が出来なかったりしていました。

何度かそんなことがあって、ついに通常でもブルースクリーンで起動が出来なくなりました。

120G SSD 2台でRAID0構成

SSD2台とHDD2台のドライブ構成のパソコンです。
さらに特殊なのは、SSD2台が120G×2でRAID0のセットになっていて240Gパーティーションになっています。
解説→用語解説-RAID
OSはWindows8.1でRAIDボリュームにインストールされています。

RAID0は2台のHDD(SSD)に同時に別々のデータを記録することによって高速化する規格です。
120Gを2台でRAID0を組んだ場合、240Gのドライブとして認識されますがどちらか1台でも故障した場合は全データが消えてしまいます。
今回のブルースクリーンは、片側のSSDのデータが消えてしまっているのが原因でした。
OSの入っているパーティーションが認識されていない状況です。
電源が落ちたタイミングによって、片方のデータが飛んでしまったようです。
RAID0での一番危険な状態ですね。

残念ながらデータや環境はあきらめて、Windows8.1のクリーンインストールを選択するしかありません。

SSDの熱暴走での電源断

電源断の検証のため、別のSSD単体にWindows8.1をインストールしてみます。
アップデートなどを繰り返しても電源断はありません。

メモリーテストで負荷を数時間かけても電源が落ちることはありません。
そうなるとやはり怪しいのは元の2台のSSDですね。

ディスクの検証ソフトでは2台とも「正常」の表示ですが、全域の読み込みテストをするとかなり不安定です。
パソコンに負荷がかかるとSSDも発熱して、コントローラーが不安定になりRAID動作がおかしくなることに原因があるようです。
SSDの劣化で交換です。

パソコン自体が水冷・大型グラフィックカード搭載で、発熱は大きいと思われます。

その割にSSD・HDDにFANの風が当たるような構造ではありません。
SSD・HDDも冷やさないと故障率は上がります。

SSD交換・OSインストール

不安定なSSDは2台とも取り外し、新品SSDにRAIDをはずしてWindows8.1を入れ直すこととなりました。
480GのSSDを使用します。

単体でも体感的なスピードはさほど変わりませんし、480Gなら容量は倍となります。

MOUSEのサイトから、デバイスドライバーをダウンロードしてインストールする必要があります。

その後はリフレッシュパックで各種の調整を施します。
通常使用できるようになりました。

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