iMac 2017 21.5インチ 容量不足解消・スピードアップ

iMac 2017 のHDDを容量アップしたいとご相談です。

HDDは1Tで特に故障しているわけではありませんが、オーナー様自身がOS環境を消したためOSの起動はしない状態です。
2Tに容量アップをご希望で、HDDとSSD両方の見積もりをします。

SSD 2Tを選択

HDD 2TとSSD 2Tで見積もりを出しましたが、2TのSSDはまだかなり高価です。
HDD 2Tと比べると2倍程度の価格になります。
金額的なことを考えて、当初はHDD 2Tを選択されました。
しかし、2.5インチで2TのHDDはSMR（瓦記録方式）となり、スピードが速くありません。
元の1T HDDと比べても速度面で不利なのをお伝えすると、スピードを考えてSSD 2Tに変更となりました。

☆SMR（瓦記録方式）
HDDの容量アップのための技術
記録密度を上げて単位容量をあげるため、隣のトラックと一部を重ねて記録する方式。瓦のように一部を重ねているので瓦記録と呼ばれます。
容量アップの反面、読み書きスピードが遅くなる。特に書き込み速度が遅い。

せっかく新品のドライブに交換するなら、スピードアップもしたいですね。

分解

iMacは2012年以降のモデルは画面が両面テープで貼り付けられています。
そのため、テープを切って開けていきます。

テープを切り離した後上部を少し開け、2個のコネクターを外します。

画面下部のテープも取って液晶パネルを外すと、HDDの取り外しが可能となります。

SSDに交換

HDD自体の取り外しはネジ4個を取り、黒いカバーを取っておこないます。

SATAケーブルが短くて取り外しよりも取り付け時がはめにくいです。

OSインストールせずSSDの認識確認

両面テープで液晶パネルを貼り付ける前に、起動とSSDの認識を確認します。
今回、OSインストールはオーナー様側でおこなわれるので、認識の確認のみをおこないます。

USBメモリーのOSインストーラーで起動させて、ディスクユーティリティで確認しました。
2T SSDとして認識しております。

完全にくみ上げて起動の確認をしてご返却となりました。

OS起動の確認はしておりませんが、格段に速くなっていると思います。

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