I-O DATA HDCS-U1.0R2 正常認識しない・異音

I-O DATA HDCS-U1.0R2 異音でHDD自体が認識しない・データ救出

外付けHDDが全く認識しなくなりました。
当店のパソコンに店頭で繋いでもドライブ名も出てきません。

認識自体しないためケースを開けて分解します。
HDDの状態を確認することになります。

分解してHDDを取り出していきます。
基本的に爪ではめ込まれているだけですので、蓋を取り外します。

この状態から基板ごとHDDを取り出します。
HDDはネジ2個を取ればコネクターから抜き出せるようになります。

HDDはSAMSUNG製の1Tでした。
SAMUSUNGは2011年にHDD事業をSeagateに売却しているので、12年以上前のものとなります。
SAMSUNGのHDDは壊れやすいと不評でしたので、今まで稼働していたのはすごいかもしれません。

取り出したHDDを当店の作業用パソコンに繋いでみると、カコカコと音がします。
なかなかまずい状態です。
パソコンでの認識も全くしない状態です。

こういった状態でも特殊なデュプリケーターではコピーが取れるときもあります。
試してみましたがデュプリケーターでもまともに認識できないようでした。
こうなるとクリーンルームで特殊な作業をおこなわないと、データ復旧はできません。

高度復旧コースに送ることになりますが、データが取り出せないときもあります。
オーナー様には必ずデータが回復できるものではないことを了解いただいた上で、高度復旧コースに転送をおこないました。

高度復旧は場合によっては1ヶ月以上の時間が必要なときがあります。
今回は2週間ほどの待ち時間が必要でした。
結果の連絡があり、99%のデータが復旧できたようでした。

オーナー様にデータを確認の上ご了承をいただきました。
693Gのデータをご持参いただいた外付けHDDにコピーしました。
今後はデータの複製を別のHDDに作成していただくようお願いいたしました。

重要なデータは必ず2つ以上のドライブに複製保存して、どちらも消さないようにしましょう。

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