ログイン後操作できなくなる・エクスプローラーが落ちる・スタートボタンが使えない
起動はするがその後操作できなかったり、エクスプローラーを開いても勝手に終了します。
さらにはスタートボタンの反応もありません。
なかなか微妙な症状でWindowsの破損が疑われます。
Windows10で使用されていますが、Windows11対応機種なのでそのあたりも考慮して修理をおこいます。
分解・SSD診断
マザーボードにM.2 SSDとケース前面にHDDがあります。
SSDは1T・HDDも1Tです。
使用時間は17000時間を超えていますが、SMART情報は正常です。
しかし、SSD側にはチェックディスクの後がありました。
何らかの原因でファイル破損が起こり、チェックディスクがかかっています。
操作ができなくなる原因の一つですね。
SSDスピードテストで不良判定
SSD・HDDはSMARTが正常表示でも、読み出しテストでは不良の場合が見られます。
SSDの全周読み出しテストをおこなっててみます。
やはり速度が安定せず、データ転送で時々止まるほど遅くなっています。
OS破損の直接原因と判断して、SSDの交換をおこなう事となりました。
元SSDは1Tでしたが空き容量は20Gほどしか無かったので、2TのSSDに交換してWindows11をインストールすることになりました。
BIOSアップデート・Windows11インストール
元OSはWindows10でそのままでしたが、OS入れ直しに当たってはWindows11をインストールします。
メーカーサイトにBIOSファイルがありましたので、BIOSアップデートをしておきます。
Windows11は要件が厳しくなっているので、対応BIOSに更新しておいた方が安心です。
SSDには放熱促進のためヒートシンクを取り付けました。
Windows11をクリーンインストールしますが、ローカルアカウントで設定します。
参考記事
【Windows11 22H2】ローカルアカウントでセットアップ(当店本部ブログ記事)
ドライバー調整やWindowsアップデートをおこない、内部清掃もおこない最終確認してご返却となりました。
SSD不調はSMART情報だけではわからないことがあります。
注意が必要です。
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