DELL Optiplex 980 電源故障・RAID再構築

DELL Optiplex 980 電源交換・HDD新品交換

Windows7のパソコンを工場で制御に使用していますが起動できません。
電源故障と考えて、オーナー様にて電源を取り寄せて交換済みです。

古い機種のため純正ではなくDELL対応の互換電源に交換されています。
電源ボタンを押すと前面の3と4のLEDが点滅します。
電源は交換済みのため、マザーボード故障かもとオーナー様のご意見でした。

電源不良・汎用電源に交換

調べてみたところ、交換済みの電源が怪しい。

試しに当店の検証用電源に交換してみたところ、あっさりと電源が入りました。

電源をネットで購入されたそうですが、DELLの古い機種向けの電源は不良率が高めです。
当店でも専用形状の電源で、何度か不良を引いております。

電源は汎用ATX電源と同サイズの上、コネクター類も汎用形状です。
自作向けの汎用ATX電源に交換をすることとなりました。

完全な新品のため信頼性が違います。
修理自体はこれで終了です。

HDD新品交換

OSはWindows7ですが、制御専用でインターネットにも接続していません。
まだしばらくはそのままの環境で使い続けたいとご希望です。
HDDの使用時間も23000時間越えのため、新品HDDに交換を希望されました。

このパソコンはHDDが2台あり、RAID1で運用されています。
RAID1はミラーリングと呼ばれ、2台のHDDが同じ内容で稼働します。
1台が故障したとき、故障HDDを新品に載せ替えて再構築することでそのまま使うことができます。

その応用で2台とも新品に置き換えします。

元容量と同じ500GのHDDを2台準備します。
電源ケーブルを抜いた状態でHDD1台を新品に交換します。
Windowsが起動した後に「インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー」で警告がでました。

RAIDの管理警告で、RAID1(ミラーリング)が劣化(同期外れ)で再構築が必要と表示されています。

RAID1再構築

RAID1の場合、HDD 1台が正常なら起動することができます。
その上で「インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー」で、新品のHDDにリビルド(再構築)処置をおこないます。

「インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー」を起動させると、「ARRAY:劣化 別のディスクに再構築」の表示があります。
「別のディスクに再構築」をクリックすると、ディスクの選択画面になります。

ポート1のディスクにチェックを入れると「再構築」ボタンが押せるようになります。
そのまま再構築を進めます。

リビルド処理はそれなりに時間がかかりますので、放置しておきます。

リビルドが完了したらいったんシャットダウンして、もう1台のHDDを新品に交換して再度リビルド処置をおこないます。
終了したらRAID1の再構築は終了です。

起動確認

最終の起動確認です。
電源を入れた時のPOST画面で、新しいHDD名とRAIDの「Member Disk」表示が2台ともにあるのを確認します。

その後、Windowsが起動しますので、「インテル・ラピッド・ストレージ・テクノロジー」で警告がないのを確認します。

電源交換とHDD交換・リビルド完了してご返却です。

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