DA970/MAB OptaneをNVMeに換装1 分解編

NEC PC-DA970MAB DA970/MAB Optaneキャッシュ不良でデータアクセスできない

NECのOptaneメモリーを搭載して高速化されたCore i7の高性能機ですが、自動修復の繰り返しになり起動できません。

OptaneメモリーはHDDのデータをキャッシュして高速化するシステムです。
RAIDでシステムを構築するため、不具合を起こすと起動できなくなるだけでなくデータも飛んでしまうことが多いという問題点があります。
最近Optaneシステムのトラブルがよくあります。

分解・診断

起動不良ということで機械的なチェックをおこなっていきますが、分解手順がわかりにくい。
一体型ですが、画面側のみの角度が変えられます。
液晶パネルを下にして置くのが少々怖いですが、分解するには底面のネジを取らないとなりません。

14個のネジを取ってから台座の上の黒いカバーを外します。
訂正=台座の黒い部分のネジは外す必要はありません。銀色部分8個を外します。

写真で見たときの下側(液晶パネル側)を押し上げるようにずらしてから、写真上部に引き抜くように外します。
訂正=先に写真上部にずらしてから、下側(液晶パネル側)を押し上げます。

台座の根元に3個のネジがあるので取ります。

裏カバーのネジを取ります。

これで内部のアクセスが可能となりました。

機械的な故障はない

3TのHDDとOptaneメモリーが見えました。

HDDは3.5インチでOptaneメモリーはM.2です。
Optaneメモリーは規格としては、NVMeのSSDと互換性があります。
ソケットはM.2 NVMeのものですので、NVMe SSDも使用できます。

取り外して検査した結果は、どちらも正常で故障はありません。

何らかの不具合で起動不良となっています。
こうなるとOptaneシステムはもろいですね。

HDDは非互換表示

HDD自体は正常ですが、非互換の表示で内部データはみられません。

データが必要とのことなので、保全のため3TのHDDにセクターコピーを取っておきます。
3Tのコピーだと7時間ほどがかかります。
コピーしたHDDも非互換のままなので、認識させるためにインデックス部分の簡易消去をかけます。
これによりHDDが正常認識して、データ復旧に取りかかれます。

取り出すのは、オーナー様のユーザーデータとリカバリー用のデータです。

続き(全4本)
「DA970/MAB OptaneをNVMeに換装2 リカバリー編」
「DA970/MAB OptaneをNVMeに換装3 環境構築編1」
「DA970/MAB OptaneをNVMeに換装4 環境構築編2」

関連記事
「NEC NS700/NAR Optaneメモリーでの起動不良」(NVMeクリーンインストール)
「【HDDが非互換表示】 Optaneメモリーのデータ障害で起動しない」(当店本部ブログ・リカバリー記事)

パソコンドック24本部サイトでもブログを公開中

パソコンドック24名古屋・庄内緑地公園店 店舗ページ

パソコンドック24名古屋・庄内緑地公園店 ブログ一覧

こちらもご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA