富士通 FMVF52UWG FH52/U ディスクアクセス100%・マルウエア感染
仕事で使用中の一体型パソコン。
EXCEL等の入力をするのに入力がもたついて、なかなか進んでいかないとご相談がありました。
キー入力が遅れて進んでいかないのは、ストレスがたまりますね。
全体的な診断から進めていきましょう。
分解・診断
ネジを総て取ればスタンドごと裏蓋が外せます。
上部の蓋の中にも2個のネジがありますので外しておきます。
HDDはまだ見えません。
金属パネルを外すとHDD・マザーボードが見えてきます。
HDDはそのまま取れますので、検査をしておきます。
HDD・メモリーはどちらも正常でした。
HDDアクセスが連続する
遅くなる症状が出ているときにタスクマネージャーを見ると、ディスクアクセスが高い負荷でずっと続いています。
これではパフォーマンスが低下してしまうでしょうね。
症状が出始めた頃、マルウエアに感染して手動で削除したことがあったそうです。
どうやら、その後から症状が出てきたようです。
マルウエア・ウイルスはよほどきちんと対処しないと擬態したファイルが残って、パソコンの調子が悪くなったりすることがあります。
できれば初期化してしまうのがいいですね。
マルウエア診断結果
Cドライブのウイルスチェックを、作業用パソコンでおこないます。
2種類のソフトで検査をおこなうと、やはり若干のマルウエアが発見されました。
次に、Windowsが起動した状態でマルウエアチェックをおこないます。
結果は46個の問題が見つかりました。
オーナー様と相談の上、一度リカバリーで初期化の上環境を再構築することになりました。
リカバリー処理
起動は出来ているので一旦リカバリーメディアをUSBメモリーに作成します。
HDDの内容を一旦消去してから、USBメモリーで起動をさせてリカバリーをおこないます。
HDDの全領域を削除しますので、マルウエアの心配が完全に無くなります。
リカバリーの後リフレッシュパックで調整・アップデートをおこない環境を整えます。
そのあと、お聞きしている情報を元にMS Officeのインストールも行いました。
ご返却時には、ウイルス・マルウエアの注意事項をご説明をさせていただきました。