前回の記事はこちら(ウイルス・マルウェア対策について 5)
ウイルス・マルウェア対策の番外編
今まで記事にしてきたことに付け加え、番外編です。
1. サポート期限について
OSやソフトウェアにはサポート期限が存在します。
直近ではWindows7が2020年の1月14日にサポートが終了しますが、このサポートが終了するとMicrosoftは「インターネット接続をしないでください」と言います。
サポートが終了すると、Windows Updateが行われなくなります。
つまり、セキュリティの穴を埋めるアップデートを行わなくなるのです。
サポートが終了すればウイルス対策ソフトも順次そのOSへの対応を打ち切ります。
現在はインターネットに接続しているだけでウイルス感染の危険性があるため、サポート終了後はインターネット接続が一気に危険なものとなります。
これらはWindowsだけでなくMac OSやiOS、Android OSにも言えることです。
Appleはサポート期限について明示していませんが、古いOSに関してはWindowsと同様でしょう。
Windows10は大型更新を半年に1回行っており、その内容はOSを入れ替えるくらい大型のものです。
大型更新にはそれぞれバージョンがあり、Windows10の初めの頃のOSはすでにサポートを終了しています。
Windowsのサポート期限についてはこちら
Windows10バージョンごとのサポート期限についてはこちら
ソフトウェアも同様です。
例えばYahoo! ツールバーもサポートを終了していますが、そのまま使い続けているとウイルス感染の危険性があります。
そのソフトウェアでしかできない作業があり危険を承知の上で使うなら別ですが、サポートが終了したソフトウェアは原則使わないようにしましょう。
2. ソフトウェアインストール時の検索結果広告について
リフレッシュパックを行っているとき、JavaやAcrobat Readerをインストールするために検索を行います。
すると、このような検索結果になります。
赤で囲ったところに広告表記がありますが、1番上に「Acrobat Readeの最新版インストール」と書かれていますね。
しかしその下に出ているURLはAdobe社のものではありません。
こういったところからよくわからないままにインストールを行うと、ウイルスやマルウェアの感染してしまう可能性があります。
ページ下部に、ようやく本物のAcrobat Readerのリンクがありますが、できるだけ広告の類のリンクには触れず、公式と信用できる場所からダウンロードしましょう。
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