富士通 FMVS90MB SH90/M 一部のキーボードが入力できない

以前の記事　富士通 FMVS90MB SH90/M キーボード交換 を読んで関東から宅配便でのご依頼です。

（変更　写真差し替え）

キーボードの下の方を中心にして、Tabキーなども効きません。
通常はキーボード交換で回復するはずですが、今回は原因が違いました。

分解･キーボード交換

キーボード異常なので、キーボード取り寄せの上交換はしました。
まずはバッテリーを外します。
裏側のバッテリーカバーを外すとバッテリーが見えます。

DVDドライブはラッチをずらして引き抜きます。

メモリーカバーを外すと中にネジがあります。

全部で10個のネジを外すと裏蓋は簡単に取れます。

HDDは取り外し済みです。
前回の記事で書いたように、この機種はマザーボードを取り外した後プラスチックのガイドカバーとキーボードの接着部分を削り取って外さないといけません。

取り外したキーボードはこんな状態になります。

しかし、今回は新品のキーボードに代えても症状が変わりませんでした。
オーナー様に相談の上、基板の補修をすることになりました。

マザーボード補修

最終的には、マザーボードの腐食による断線が原因と判明しました。

水分による腐食のようです。
基板の不具合でキーボードの一部キーが打てなくなるのは、非常に珍しいですね。

SSD換装・OSリカバリー

追加のご依頼で、HDDからSSDへの交換を受注しました。
元のHDDは500Gで、オーナー様が発送時にリカバリーをされています。
そのため、データなどはありませんのでSSD交換時はOSクローンではなくリカバリーディスクを使ってリカバリーをおこないます。

480GのSSDです。
随分安くなりましたね。
リフレッシュパックを施します。
SSD換装後の起動時間は、電源ボタンを押してからデスクトップ画面が出るまでが「18秒3」でした。
SSD+リフレッシュパックの快適さはなかなかのものですね。

キーボードその他の確認

起動後、キーボード入力の確認をします。

キー入力は問題ありません。
宅配便にてご返送をさせて頂きました。

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