データ復旧について 3

 

NAS・RAIDのデータ復旧

NAS(ネットワークHDD)は、HDDが1台のものから数台の物までがあります。

NASの用途は「データの共有」「データの保護」などがあります。
「元のデータをPC上に保存してからNASにコピーデータを保存する」のがNASの本来の使用法です。
NAS上で共有しているファイル単体を更新しながらコピー無しで運用するのはきわめて危険と言えます。
しかし、NAS上でデータのコピー無しで運用しているパターンが割とみられます。
NAS内のHDDが故障したり、NAS本体が壊れた時にはやっかいです。

HDDの故障

HDD1台のNASの場合は、分解さえすれば通常のHDDでのデータ復旧と同じです。
「データ復旧について 1」をご覧ください。
HDDの搭載数が2台以上の場合はRAID構成の場合が多くなります。
「RAIDの解説」はこちら

RAIDのデータ復旧

 

RAID0

RAID0は高速化・容量拡大のために、2台以上のHDDにデータを分散して書き込みます。
しかし、データ保護の機能がありません。
1台でもHDDが壊れた時には、データは全て失われます。
復元できたとしても部分的なものとなります。

RAID1

RAID1は2台以上のHDDに同じデータを書き込み、つねに同一内容のHDDを確保します。
そのため、1台が壊れてももう1台から普通にデータを読み出すことが出来ます。
データの回復には有効です。

RAID5

3台以上のHDDにデータを分散して書き込みます。
RAID0との違いはデータ回復用の「パリティ」を書き込むため、1台のHDDが故障してもデータの運用・復元が出来ます。
故障したHDDを新品に交換すれば「リビルド」でRAIDの再構築が出来ます。

RAID1・RAID5では「リビルド」が可能なため、HDDが1台壊れただけの場合はHDDの交換でそのまま使用が出来ます。
しかし、2台がエラーを起こしている場合は「データ復旧」が必要です。

NAS本体の故障

NAS自体が故障して、電源が入らなかったり認識しない場合は分解してのデータ復旧になります。
特にRAID5の場合は、そのままではデータにアクセスできないのでソフト的に「仮想RAID」を構築します。
HDDに故障がなくても、RAID5は要注意です。
この場合で、HDD2台がエラーを抱えている場合は難易度は高くなります。

NASは「バックアップ用」と考え、頼りすぎないようにしましょう。

「データ復旧について 1 HDD」
「データ復旧について 2 SSD・USBメモリー・メモリーカード」
「データ復旧について 4 削除済みデータの復旧」
「データ復旧について 5 データ保全」
「データ復旧について 補完・動画(大容量データ)」

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