NEC PC-NS10EK2S NS10E/K2S 洗浄処理
コーヒーがキーボードにかかりました。
一週間後キーボードが誤動作して打てなくなり、ログインも出来なくなってしまいました。
ログイン入力時に勝手にキー入力がされています。
飲料による濡れがありますので、内部の状態が気にかかりますね。
分解しての基板確認
パソコンのメーカーはNECですがバッテリーにはLENOVOのロゴがあります。
NECのパソコンはLENOVOでの製造なので、最近は部品の共通化が進んできていますね。
各種ケーブル・CPUファンを取って、マザーボードを外しました。
基板のキーボード下側には、広い範囲でコーヒーのシミがあります。
一部は白くなっていました。
現状では電源が入っていますが、そのままにしておくとそのうちに電源が入らなくなりそうです。
洗浄処置が必須となります。
基板洗浄
マザーボード・キーボードトップケース・サブ基板をまとめて洗浄していきます。
洗浄液にしばらく浸した後、ブラシでこすっていきます。
目視ではきれいになりました。
組戻してみると電源も入り(今回は元々電源は入っていましたが)、バッテリーの充電もされています。
キーボード・トラックパッド無効化
起動はしますがキーボードはやはり不具合が発生しています。
上の写真では外付けキーボードでログインをしております。
さらに、トラックパッドのクリックが出来ません。
パソコン自体が安価な製品なので、キーボード・トラックパッドまで交換すると予算をオーバーしてしまいます。
そのため交換はせず、キーボード・トラックパッドは無効化しUSBで外部接続することとなりました。
しかし、問題なのは電源ボタンがキーボード上にあるため、キーボードケーブルを抜いてしまうと電源を入れることが出来ません。
ケーブル絶縁処理
キーボードケーブルのどれかのラインの2本が電源ボタンのラインですのでそれを探します。
幸いすぐに見つかりました。
フィルムケーブルの電源ライン2本だけを残して、他の部分を絶縁テープで覆います。
この処理をしてキーボードケーブルを接続すると、キーボードは無効で電源ボタンだけが使えるようになりました。
トラックパッドのケーブルはコネクターから外し、テープで貼り付け。
キーボードなどは交換以外にも無効化処置などが出来ます。
移動させないのならばこんな方法も検討できるかもしれません。