NEC PC-LL870WG キーボードケーブル接触不良
Windows7搭載モデルです。
テンキーがいくつか入力できないというご相談で持ち込まれました。
Linuxで診断
店頭でも入力できないことを確認したため、お預かりして詳細診断を行います。
まずはWindows以外のOSでも同様かLinux OSで起動して試してみましたが、変わらず入力できないキーがあります。
接触不良か経年劣化によるキーボード故障に絞られました。
分解
バッテリーを外した上で裏面のネジを外します。
赤丸内のネジを外せばキーボードが外れるようになります。
このタイプはメモリーやHDD、ファンにもすぐアクセスできるので楽ですね。
キーボードを外します。
赤丸のところに一つだけツメがあって引っかかっているので、割らないようにツメを押し上げます。
フラットケーブルを抜こうとすると粘着テープで接着されていたので、ゆっくり慎重にはがします。
コネクタ洗浄
フラットケーブルの先端とコネクタ、トラックパッドの反応も少し悪いのでそちらも洗浄します。
綿棒の先にアルコールをつけ、汚れをふき取ります。
綿棒の先端が真っ黒になったので、結構汚れていたようですね。
キーボードの入力確認
仮組をしてOSを起動し、入力確認をしてみます。
確認のために全部入力していますが、反応しなかったテンキーの部分も問題なく入力できました。
接触不良が原因でした。
内部清掃
赤丸内のネジを外すとすぐファンにアクセスできます。
煙草のヤニで黄色くなってしまっていますね。キーボードもヤニで接触不良になっていたかもしれません。
メモリーテストでCPU温度が90度になったためしっかり清掃します。
埃が結構出てきたので、排熱がちゃんとできていなかったようです。
修理完了・返却
元通りに組み戻し、改めて入力の確認をして返却です。