iMac late 2015 27inch 起動途中で止まる

iMac late 2015 27inch OSリカバリー後起動しない

最初の症状として、「フォルダーマークで起動しない」であったそうです。
この場合はHDDやSSDが見つからない、もしくはOSが見つからないということになります。

外付けドライブから起動・チェック

iMac 2015は薄型で液晶パネルは両面テープ貼りです。
そのため、まず外部ドライブから起動させてみます。
問題なく通常起動出来ました。
この状態でHDDのチェックをしてみます。
ドライブは正常でした。

HDDやSSDが故障しているわけではないですね。

Fusion Driveエラー

注目点はドライブが2個表示されていること。
ディスクユーティリティでも24GのSSDと1TのHDDが認識されています。

元々の仕様はSSD24GとHDD1Tで「Fusion Drive」が組まれていました。
この場合、ディスクユーティリティでは1台のドライブとして認識されます。
ということは、「Fusion Drive」が外れてOSが飛んだために「フォルダーマーク」が出て起動しなかったわけですね。

この状態で、24GのSSDにOSをインストールしてしまい容量不足で起動出来なかったようです。
HDDの方はパーティションは認識されていますが中身は空。

機械的には故障がないので、「Fusion Drive」を再構成してOSをインストールすれば使用可能です。

Fusion Driveの再構築

Mac OS X 10.11のUSBインストーラーから起動します。
通常はそのままOSインストールですが、まずユーティリティからターミナルを起動します。
「diskutil cs」コマンドでドライブを1つに統合します。

「Fusion Drive」として認識したので、ドライブ名は「Macintosh HD」ひとつとなります。

OS10.11インストール

ここから先は、OS 10.11をインストールするだけです。
問題なくインストールが終了して起動。

「Fusion Drive」は高速化手段としては有効ですが、何らかのタイミングで解除されるとドライブの中身は完全に飛んでなくなります。
バックアップは常に取っておきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA