液晶不良で画面がちらつく・HDD故障でチェックディスク
IIYAMAのノートパソコンで画面がちらつくとご相談がありました。
液晶かケーブルの不良のどちらかでしょうか。
さらに店頭チェックでわかったのは、起動時に毎回チェックディスクが走ることでした。
毎回のチェックディスクは、ほぼHDD故障で間違いないかと思われます。
HDD・SSDが重なって取り付けられている
バッテリーコネクターを外してからSSDを取り外します。
SSD1台しか見えていませんが、実はSSDと抱き合わせでHDDがセットされていました。
ノートパソコンに2つのドライブを設置するのに、この形態は初めて見ました。
自作パソコンなどでHDDを設置するときに2つのドライブ間はなるべく離すのが鉄則なのですが、放熱対策は考えられていないようですね。
チェックディスクはHDD故障が原因
SSDとHDDの検査をしてみたところ、SSDは正常ですがHDDにはエラーが多発していました。
毎回のチェックディスクはHDDエラーが原因でした。
HDDはデータ用で、SSDは正常のためOS領域は正常で起動に問題はありません。
HDDは新品に交換して領域の確保をしておきます。
チェックディスクが毎回走る不具合は解消しました。
液晶不良・交換
画面表示の不具合は、液晶不良だったため仮液晶に付け替えることで解消されました。
新品の液晶パネルを手配して交換することになりました。
きれいに映るようになったのですが、起動してみると画面の解像度がおかしいのに気づきました。
グラフィックドライバーがあたっていない
原因はCPU内蔵ビデオ機能のドラーバーが当たっていないことでした。
オーナー様に確認したところ、画面の表示不良の改善ができるかもしれないと考えてWindows10の「初期状態に戻す」をおこなったそうです。
どうやら、そのときにドライバーが当たらずそのままになっていたようです。
今回の修理に当たり、グラフィックドライバーをインストールしておきます。
「Intel HDGrafics 530」として認識されて、解像度も正常になりました。