HP 190-0203jp SSD換装・Windows10リカバリー
HPのデスクトップパソコンの動きが遅くて困っているので、SSDに交換したいとご希望です。
機械的・ソフト的な問題が無いかどうか診断をして、SSD換装のお見積もりをします。
SSDに交換するのは決定です。
機械的な不具合はなし
分解して診断します。
内部アクセスには側板を後方にスライドさせます。
HDDを取り外すには前面パネルを外してから、ドライブマウンターを止めているネジを外します。
Ryzen 2200GのためWindows11にはできない
HDDのコピーを取っている間にメモリーテストをおこないました。
メモリーは正常で問題ありません。
OSがWindows10のパソコンを修理する場合、最近ではWindows11をインストールする事が増えてきています。
しかし、今回のパソコンでは、CPUがRyzen 2200GでWindows11対応ではありません。
Windows10で修理をおこなうこととなります。
ウィルス感染
HDDが正常なのに遅いのは別に原因がありました。
診断では通常の作業でウィルスチェックをおこないます。
その結果「トロイの木馬」タイプのウィルスが検出されました。
今回はウィルス感染が大きな原因と考えられます。
Windows10リカバリーメディア作成
ウィルス感染が判明したため、リカバリーして環境を完全にきれいにします。
元HDDは2Tですが換装先のSSDは500Gなので、リカバリーメディアを作成してからSSDにリカバリーします。
元環境はあまりに遅いためコピーしたHDDで、DtoDリカバリーをしてからリカバリーメディアを作ります。
HPのパソコンでは起動時に「ESC」キーを押すことで「起動メニュー」が表示されます。
F11でシステムリカバリーを起動させ、リカバリーをしました。
USBメモリーにリカバリーメディア(回復ドライブ)を作成しました。
SSD取り付け・Windows10リカバリー
SSDを取り付けてから、USBメディアで起動させWindows10のリカバリーをおこないます。
リカバリーが終わりWindows10が起動した後、リフレッシュパックでアップデート・調整をおこないました。
データ救出・リストア
データの移行もご希望のため、ユーザーデータを取り出して元の場所に戻します。
メールソフトはThunderbirdをご利用でしたので、フォルダーごと書き戻して送受信設定や過去のメールデータも復元できました。
Thunderbirdは簡単に移行ができるので、当店でも愛用しております。
動作も速くなりご満足いただけました。
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