DELL XPS 13 9360 起動できない・SSD故障

DELL XPS 13 9360 「No bootable device found」

電源は入るが起動できず、「No bootable device found」と表示されるノートパソコン。

「No bootable device」ですので、Windowsが見つからないと言うことです。
この表示の時はHDD・SSDの故障のことが多いです。
確認をしていきましょう。

分解してSSDの取りだし

分解してSSDの検査を行います。
分解自体はネジをすべて取って裏蓋を外すだけです。
中央に隠れているネジがあるので注意しましょう。

まず、バッテリーのコネクターを外しておきます。
そのあとSSDを外します。
M.2でNVM-eのSSDが挿さっていますので、ネジをとって抜き取ります。

検査では正常表示でも故障状態

検査ツールの表示は「正常」でした。

ところが、ハードウエアコピー機でコピーを始めても少ししたら止まってしまいました。
まともに読み出しができないようです。

全域の読み出し検査をしてみましょう。

スピードテストで速度が大きく乱れて上下しています。
さらに、グラフが途切れたところで止まってしまい読み出しができなくなりました。
SSDのコントローラーが不調のようですね。
SSD故障が確定です。

SSD交換・Windows10クリーンインストール

NVM-eタイプで256GのSSDを取り寄せて交換します。
M.2のSSDはS-ATAとNVM-eの2タイプがありますが、基本的には別規格なので間違えないようにします。

コピーが取れずリカバリーもできないため、OSのクリーンインストールを行います。
DELLのパソコンはメーカーサイトでほぼすべてのドライバーが入手できますので、クリーンインストールでも作業に問題はありません。
リフレッシュパックで各種調整をおこなって完了です。

最近はSSD故障が多い

今年の夏が異様に暑かったからなのか、SSDの故障が多く見られました。
しかも、使用時間がそれほど多くないSSDの故障が多い気がします。
SSDが壊れる原因のの一つに発熱があります。

M.2か2.5インチかに関わらず、SSDの放熱には気を遣いたいところです、
しかし、パソコンの放熱はCPUやGPUを中心に考えられている例が多く見られます。

特に、ノートパソコンではSSDの放熱に配慮したものはほとんどありません。
本来であれば空気の吸込み口を変更するなり、SSDにヒートパイプを配置するなどの考慮があるべきかと思います。
今回のパソコンならばこんな位置に吸込み口があるといいと考えます。

メーカーでの考慮をお願いしたいですね。

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