BUFFALO NAS TERASTATION データ復旧

BUFFALO TERASTATION TS-0.3TGL/R5
HDD 4台でRAID5構成のNASです。
電源ランプはつくものの起動できず、認識されません。


RAID5はパリティ分散と言って、4台(とは限らない)のHDDにデータを分散して書き込み、1台が故障しても残りの3台からデータを復元して4台に戻せるデータ保護に強い構成です。
しかし、本体が壊れるとデータを分散して書き込むため1台ごとのHDDではデータを読み出すことが出来なくなります。
しかもお預かりしたNASは、4台のHDDのうち1台が故障状態のまま1年以上運用していました。
なかなかやっかいですね。

HDDは簡単に取り出しができます。

3番HDDは全く認識しません。
残り3台の内4番に軽度のエラーが出ています。
RAID5なので3台が無事ならデータは大丈夫のはずですが、4番のエラーの程度によっては取り出しも困難になります。

まずは、3台分のクローンコピーを取ります。
エラーの出ている4番は特に大切にしないといけません。

無事クローンが取れたので、作業用パソコンに繋いで「仮想RAID」を構成します。

4台分のRAID5として認識しています。
3番は欠損ドライブ扱いです。

復旧にあたり、ファイル名の文字コードをSIFT-JISに変更しないと文字化けして開けなくなります。

データ量はそれほど多くなかったので2時間ほどで復旧終了しました。
重要なデータでNAS内にしかなかったものも復旧出来ました。

データは1カ所ではなく2カ所以上にコピー保存をしてくださいね。

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