東芝 Satellite PB75498LBXWW B754/98LW HDD故障・交換
電源を入れるとロゴの後、起動してデスクトップ画面までは表示されますがアイコンなどは出てきません。
その状態で全く操作ができなくなります。
OSはWindows8.1のため、Windows10での修理をすることになります。
原因の診断から始めます。
分解・診断
メモリーの蓋を取り外してから、裏蓋のネジをすべて取り外します。
開けて最初に気づいたのは、バッテリーが少し膨張していることでした。
写真ではよくわかりませんが、そのままにしておくと急激に膨らむことがあります。
バッテリーは取り外して、アダプターで使用していただくことになりました。
HDD正常表示もコピーが遅い
HDDを取り外してSMARTチェックをしてみたところ正常の表示でした。
東芝のHDDで型番の最後にHがついているのは、SSHDで小容量のSSDが搭載されています。
データが必要なためコピーを取ってみたところ、異様に遅い。
SMART情報は正常でもかなり調子が悪いようです。
幸いデータは問題なく救出ができました。
読み出しテストで不良セクターあり
コピー済みのHDDからデータ救出はできました。
そのときにわかったのは、何度もチェックディスクがかかっていることでした。
チェックディスクが何度もかかる場合、ストレージは故障しかけていると考えるべきかと思います。
元HDDの状態をさらに調べるため全周の読み出しテストをおこないましょう。
判定結果は「故障状態」でした。
起動直後にフリーズしてしまうのは、HDDが故障しているからでした。
SSD・HDDのSMARTチェックは必要ですが、それだけではわからない不具合もあります。
HDD交換・Windows10インストール
最近の修理では速度を重視して、HDD故障時はSSDに交換することが多いですが、今回は容量と価格重視で1TのHDDに交換します。
元のOSはWindows8.1ですが、Windows10をインストールして修理します。
その後、元環境から取り出したインストーラーを使い、ドライバーや付属ソフトを入れていきます。
Windowsアップデートもおこないリフレッシュパックも完了しました。
救出済みのデータはデスクトップにフォルダーを作り、まとめてコピーします。
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