富士通 FMVU9E3WD1 UH09/E3 異物でFAN停止
起動時にFANのエラーが表示されて、稼働中30分ほどで電源が落ちるそうです。
富士通のノートパソコンではFANがきちんと回転していないと、起動時にこの表示が表示されます。
F1キーを押すと正常起動はしますが、FANが回転していないのにそのまま使用するのは危険です。
マザーボード故障の原因にもなりますので、早めの処置が必要です。
分解・診断
富士通のFH・UHシリーズは小型のモバイルパソコンで、FANも小型でホコリ詰まりがよく見られます。
一般的にFANエラーが表示されるときは、ホコリによってFANの回転が阻害されたり、汚れでFAN自体の回転が悪くなっている場合がほとんどです。
FANの分解洗浄や交換で対応します。
確認のために分解していきます。
分解は簡単で、裏のネジを取れば裏蓋が外れます。
バッテリーコネクターを外してから、SSDを取り外し正常確認して環境保護のためコピーをおこないます。
FANに異物あり
試しにFANを指で回してみると、抵抗感がありまともに回転しません。
FANの故障も考えられますが、回転させていると銀色のものが見えました。
何かの異物が入り込んでいるようです。
取り出してみたらアルミ箔のフィルムのようでした。
どうやら、パソコンの下にフィルムがありちょうどファンの吸込み口から中に入り込んでしまったみたいです。
そのままFANに入り込み引っかかって、回転を阻害したのでしょう。
確認
異物が取り出せたので電源を入れてみると、FANの回転が確認できました。
ホコリの除去もおこなって組み立てを行います。
FANの回転とCPU温度を確認するため、Windows起動の後で負荷をかけるテストをします。
CPUの100%負荷テストを時間をかけておこないます。
FANの回転音は大きくなりましたが、正常に排熱ができていました。
今回は分解・異物除去だけでしたので、分解工賃のみとなりました。
機能確認してご返却となります。
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