富士通 A744/MW FMVA09011D 診断ツールでHDDエラー・SSD換装リカバリー
動きが遅く使用中にフリーズするため、初期状態に戻したところ起動できなくなりました。
電源を入れると「FUJITSU」のあと真っ暗のままで変化がありません。
富士通診断ツールでHDDエラーの表示があったそうです。
HDD故障は間違いなさそうです。
富士通ビジネスモデル・分解
富士通のビジネスモデルでこのタイプは堅牢な作りですが、HDDにたどりつくのに手間がかかります。
バッテリーを外してから作業に入ります。
裏面のネジは太めで固いです。
裏側のネジを取った後、キーボードの上の部分を外します。
これらを外してから、ヒンジの本体側ネジを外して液晶上半身を取り外します。
その後、キーボード側トップカバーを取り外してやっとHDDにたどりつきます。
構造的にヒンジ割れなど起こさないと思われるので安心です。
HDDエラーあり
HDDを取り外して検査をしてみると、やはりエラーが出ていました。
今回のご依頼はデータ不要でWindows10のリカバリーでしたので、この機会にSSDに交換をすることになりました。
SSDの容量は元HDDと同じ500Gを搭載します。
リカバリーディスクよりリカバリー
この機種にはリカバリーディスクが付属していて、オーナー様からディスクをお預かりをしています。
Windows7とWindows10のディスクがついていますが、Windows10でリカバリーをおこないます。
BIOS設定を確認して、「互換性モジュール」を「使用しない」に変更します。
「セキュアブート」を「使用する」に設定変更してから、リカバリーディスクで起動させました。
リカバリー・アップデート
リカバリー完了後、Windows10の最新バージョン v21H2にUSBインストーラーを使ってアップデート。
その後はリフレッシュパックでドライバーアップデートや不要ソフト削除・調整をおこない完了となりました。
MS Officeの再インストールも終了しました。
HDDのエラー表示が出ていたりするときにリカバリーなどの負荷がかかる処置をおこなうと、HDDの調子がさらに悪化します。
今回はリカバリーディスクがありましたが、通常の機種では購入時にご自身でリカバリーメディアを作製しなければなりません。
当店では、起動しないパソコンからリカバリーデータを取り出して、リカバリーメディア作成をおこなっていますがHDDの状態が悪いとリカバリーメディア作成もできません。
エラー表示が出たときはお早めに。
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