富士通 AH53/M Fan Erroe has occurred

富士通 AH53/M FMVA53MR Fan分解・洗浄

起動時にFANエラーの表示が出て止まります。

F1キーを押せば起動はしますが、しばらく使っていると電源が落ちてしまいます。
起動の確認をしてみると内部がかなり高温になっているようでした。

分解して確認・Fanが回転しない

全体的な診断とFanの確認をします。
この機種のメンテナンス性は高くて扱いやすいです。

裏側にある大きな蓋を外せばメモリー・HDD・CPU・CPUファン・無線LANカードの総てが見つかります。
HDDは正常でした。

確認のためFanが見える状態で電源を入れてみましたが、Fanは回転しません。
指で回してみてもほとんど回りません。
Fanにはかなりのホコリが絡みついていますが、回転軸自体が堅くなっているみたいです。

メモリーテストをしてみる

裏蓋を開けた状態で扇風機で風を当てながら、メモリーのテストをしてみます。
CPU温度が高くなると電源が落ちる可能性はありますが、扇風機の風で冷却すれば一般的には大丈夫です。
実際のところ電源は落ちたりしませんでしたが、CPUの温度は98度まで上がりました。
これはさすがにまずいので、メモリーテストは取りやめとしてFanの分解に取りかかりました。

Fanの分解・洗浄

CPUヒートシンクとFanを留めているねじを外し、Fanケーブルのコネクターを取って分解します。
フィンにはホコリが詰まっていましたが、思ったほどではありませんでした。

Fanとヒートシンクを繋いでいるテープを剥がして分離します。
Fanの蓋を接着しているプラスチックを削っていきます。
回転羽根を抜き取り、コイル部分と両方を洗浄液に入れてブラシで洗浄します。

写真は撮り忘れたのでありませんが、乾燥させた後で軸にグリスを塗って元に戻します。
指で回してみると、問題なく回転しました。

仮止めしてメモリーテスト

Fanを仮止めして裏蓋を締めて、メモリーテストをおこないます。

69度と落ち着き、高めではありますが電源が落ちるようなこともありません。
CPUがCoer i7 4720MQと高性能機種なので発熱は高めですね。

組み戻し確認

Fanの蓋を接着して組み戻しをします。
Windowsの起動確認・各種チェックをして終了します。

この機種のような内部にアクセスが簡単にできる機種の場合、定期的に中を開けての清掃をお勧めします。
スプレー式のエアダスターでホコリを拭く飛ばすだけでもまったく違います。

これから暑い季節になりますのでご注意ください。

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