中古購入富士通 WK1/Sが遅い・液晶割れ

富士通 FMVWKA1S WK1/S 液晶交換・SSD換装・メモリー増設

中古購入のノートパソコンの液晶割れでご相談です。

Windows8.1ですが外部モニターでは正常です。
今回は遅いのもなんとかしたいと併せてご相談をお受けしました。
Windows8.1のため、同時にWindows10のインストールを検討します。

パソコンの裏面にはFMVWKA1Sの型番がありますが、表面の部分にはAH45のモデル番号があります。
どうやら共通で使えるパーツを組み合わせているようです。
中古で販売しているとしても少々乱暴です。
内部パーツ自体は、FMVWKA1Sのもののようでした。

HDDの検査のため分解します。
HDD自体は正常でしたがかなり古いもので、対応転送モードが「SATA/150」となっておりSATAの最初の規格であるSATA1でした。

SATA1のHDDでは遅くて当然です。
販売店の姿勢が良くありませんね。

分解して液晶パネルの型番を確認して発注します。

メモリーは2G 2枚で4Gだったので、4G 2枚の8Gに交換します。
Windows10の64Bitをインストールしますので、8Gはほしいところです。

元の環境は不要とのことなので、SSDに交換してWindows10のクリーンインストールをします。
Windows8.1の環境を引き継ぐより、新たに環境を構築する方が快適に使えます。
SSDは240Gで単価を抑えますが、240Gでもデータをため込まなければ十分に使えます。

Windows10のクリーンインストールをする前にUEFI(BIOS)の設定を確認します。
「ラピッドスタートテクノロジー」は設定しないに変更。

「高速起動」はトラブル防止のために解除します。

「セキュアブート」が使用しないになっていたので使用するに変更しますが、この機種のセキュアブート設定変更には「管理者パスワード」の設定が必要でした。

一時的にパスワードを設定してセキュアブートを有効化します。

その後管理者パスワード設定を解除しておきます。

USBインストーラーを使い、SSDにWindows10の21H2をインストールします。

Windowsインストールは順調に終わりました。
この後はリフレッシュパックで、ドライバーのインストールや機能の調整をおこないます。
Windows Updateも最新までかけてセキュリティの確保をおこないます。

パソコンの性能自体は高くないものの、SSD換装とメモリー増設でずいぶんと快適になりました。
Windows10でもうしばらくは使用できると思います。

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