ツクモ G-GEAR i7-2600 マザーボード交換

ツクモ ショップPC マザーボード故障でFANのみ回転を繰り返す

電源ボタンを押すと、LEDランプが点いては消えてを繰り返します。
内部では同じタイミングでCPUファンが少しだけ回ります。

このパターンの場合の原因は多岐に渡りますので、切り分けをしていきましょう。

メモリー・電源が原因ではない

最初におこなううのはHDDの取り外しです。

今回のパターンではあまり考えられませんが、ドライブが不調で起動しないことはよくあります。
2台のHDDを取り外して検査すると正常で、HDDを外した後も症状は変わりません。

電源が入らない場合に可能性が高いのは、電源パーツの故障です。
検証用の正常電源を仮付けして試しますが、症状は変わらず。

次にメモリーをいったん抜いて指し直すのと、スロット位置の変更・メモリーの交換をしてます。
メモリーがらみで電源が入らないのもよくある話ですが、これも変化ありません。

グラフィックカード取り外し

このパソコンにはグラフィックカードが取り付けられています。
グラフィックカードの故障もあり得ます。
CPUがCore i7 2600で内蔵グラフィック機能がありますので、グラフィックカードを取り外してマザーボード側の映像出力端子にモニターをつないでみます。
これでも症状は変わりません。

ここまで来ると、残っているのはマザーボードとCPUということになります。

CPU交換でマザーボード故障確定

CPUの交換をしてみます。
Core i7 2600はSandy Bridge(第2世代)なので、手持ちのSandy Bridgeの正常品CPUに交換してみました。
これでも同一症状だったので、結論としてマザーボード故障が確定しました。
マザーボードの故障判定は段階的に各要素を潰していかないといけないので、手間がかかります。

すでに10年が経過したパソコンですが、オーナー様がマザーボード交換をご希望されましたので、同型の正常マザーボードを探して取り寄せました。

マザーボード交換・パーツ移植

故障マザーを取り外し正常品に交換します。
CPUを取り付け、グリスを塗ってからCPUファンの取り付け。
メモリーとグラフィックカードも移設して電源を入れたら、モニターにBIOS画面が表示されました。
HDDも元に戻して、Windowsの起動を確認します。
マザーボードを変えたため、Windowsの認証が外れていたのでWindowsの再認証を行います。
正常に認証できたので、その他の確認をしてご返却となりました。

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