NEC PC-NS700HAR NS700/H リカバリーメディア作成・SSD換装
自分でHDDからSSDに交換をするつもりだったが、HDDの形式が「ダイナミックディスク」になっていてうまくいかない。
SSDに換装してリカバリーをご希望です。
ダイナミックディスクになっているのは、オーナ様自身が「ディスクの管理」画面をいじっているうちに変わってしまったそうです。
このあたりは不用意にいじってはいけません。
ダイナミックディスクからベーシックディスクにはできない
通常のディスク形式は、「ベーシックディスク」と言われる形式です。
「ダイナミックディスク」はソフトウェアRAIDやパーティーションの自由さに特徴はありますが、デメリットも多いためほぼ使われません。
HDDをSSDに交換するためにクローンしようとしたら、ダイナミックディスクになっていたために出来なかったたようです。
最初のご相談はダイナミックディスクをベーシックディスクに戻したいとのご希望でした。
残念ながら、通常の方法ではデータを保持したままベーシックディスクに戻す方法はありません。
一旦パーティーションを削除して、パーティーション作成からやり直しとなります。
(特殊なソフトを使う方法はあります)
データは消えてもかまわないので、SSDにリカバリーをしたいとのご希望でした。
リカバリー・リカバリーメディア作成ができない
ダイナミックディスクになっているHDDでもWindowsの起動は問題なく出来ます。
そのため、HDDリカバリーも出来るかと思いリカバリーを試してみましたが、エラーを起こして進みません。
次に起動した状態でリカバリーメディア作成を試しましたが、やはりエラーで異常終了してリカバリーメディアは作れませんでした。
ダイナミックディスクになってはいますが、内部データはそのままですのでリカバリー用データの取り出しはできました。
そのデータを使ってUSBメモリーにリカバリーメディアを独自に作成しました。
SSDにリカバリー
作成済みのリカバリーメディアをパソコンに挿して起動させると、リカバリーが始まりました。
ここからは通常作業ですね。
リフレッシュパック調整
リカバリー完了後にリフレッシュパックで、Windowsやドライバーなどのアップデートをおこない各種の調整をおこないます。
SSDの場合はトラブル防止のため、「高速起動」の無効化もおこないます。
最終チェックをしてご返却となりました。
パーティーション調整やディスクの管理は、慎重におこないましょう。