NEC PC-NS350DAB HDD重度故障で診断中を繰り返す

NEC PC-NS350DAB NS350/D データ復旧・リカバリーメディア作成

元々遅くなっていたパソコンを暫くぶりに起動させようとしたら、「診断中」を繰り返して起動できなくなりました。

内容から考えるとHDD故障の可能性が高い。
データが必要とのことで、詳細診断をしていきます。

分解診断・HDDはエラー

このタイプのパソコンはメンテナンス用の裏蓋を取れば基本的なメンテナンスが出来ます。

蓋を外せばバッテリーは無効化されます。

HDDの診断ではやはりエラーが検出されました。

使用時間1771時間と少ないですが、エラーは多めです。

クローンコピー20時間

このくらいのエラーなら多少の時間がかかっても、通常機でコピー可能かと思いました。
しかし、一向に進んでいきません。
数値以上に状態が悪いようです。
特殊機に変えてみたら20時間ほどかかってコピーが終了しました。
再度HDDの状態を確認すると、エラーが大幅に増えていました。

エラーで読めない部分が多かったようです。

パーティーション認識できない

コピー済みのHDDを作業用パソコンに繋いでみると、ドライブ文字は出ましたがパーティーションのバーは出てきません。

かなりのエラーがあったので仕方ないでしょう。
データが必要ですが通常では取り出しできないので、HDD全体のスキャンをしてデータのサルベージをおこないます。
状態が悪いので心配しましたが、思ったより多くのデータが復旧できました。

同時にNECのリカバリー用データも取り出しておきました。

リカバリーメディア作成・リカバリー

NECのWindows10パソコンはリカバリー用データがCドライブにあるので、パーティーションが認識できない状態ではリカバリーが出来ません。
HDDリカバリーを試してみましたが、やはりリカバリーは出来ませんでした。

リカバリーをするには外部メディアでの起動が必要なため、取り出し済みのデータからUSBメモリーにリカバリーメディアを独自作成していきます。
作成できたメディアで起動させると、NECのリカバリーツールが表示されました。

そのままリカバリーを進めます。

リカバリー完了・リフレッシュパック

リカバリーが完了したので通常のリフレッシュパックを進めます。
各種アップデートや不要ソフトの削除をおこないます。
HDDも新品になり、快適な環境になりました。

今回、HDDのクローンコピーやデータの救出などでかなり手こずりました。
無事リカバリーができて、救出データも新環境に移せたので良かったですね。

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