NEC PC-LZ650SSS Boot Errorで起動しない

NEC LZ640/S PC-LZ650SSS BIOS設定エラー+リカバリー不能

電源を入れると
Insert Boot Media と表示されて起動しません。

起動出来るメディアがないという表示ですね。
通常この場合は、HDD(SSD)の故障ですので、お預かりの上診断に入ります。

分解・SSD検査

裏側を見ると一見ネジが見当たりません。

銀色の丸い部分はネジの隠しシールです。
シールを剥がすと12個のネジがありますので取り外します。
裏蓋は簡単に外れます。

バッテリーのコネクターを外してから、m-SataのSSDを外します。
作業用パソコンで検査すると予想に反してSSDは正常です。

BIOS設定の間違い

メモリーチェックをするためにBIOS設定を変更しようとして、原因が判明しました。

何故かBoot Modeが「Legacy」になっていました。
機種としての元OSはWindows8.1で無償アップによりWindows10になっています。
起動モードは本来「UEFI」であるはずです。
SSDを戻して「UEFI」設定で電源を入れたら、通常通り起動出来ました。

BIOS設定画面の設定が勝手に変わることはありません。
誰かが設定を変更してしまったのが原因です。

タッチパネル誤動作

もう一つの不具合として伺ったのは、タッチパネルが誤動作で反応する不具合です。

検証中の画像ですが、右の一番下が時々誤反応します。
タッチパネル不良ですね。
タッチパネルは使わないとのことなので、デバイスマネージャーで無効化して対応します。

リカバリーができない

検査途中でのウイルスチェックでマルウエア等が71個に見つかりました。
本来なら駆除もしくはリカバリーを行うのですが、オーナー様の意向で処置はせずにお返しします。

そのため、この後の記事は検証作業中の内容です。
マルウエア発見のためリカバリーをしようとしますが、リカバリーメニューを立ち上げてもエラーになります。
リカバリーのデータ領域はありますが、中のデータを調べるとリカバリーデータ本体がありません。

こうなると残る手段は、OSのクリーンインストールとなりますね。

Windows8.1クリーンインストール後ソフトインストール

まずWindows8.1をディスクからインストールします。
ライセンスは本体のデジタルキーで自動認証されます。
しかし、このままではドライバーや付属ソフトがインストールされません。

NECの8.1機の場合はメーカーサイトではそれらをすべてはダウンロードすることが出来ません。
そのため、元のSSDの中からこれらを取りだしてインストールします。
メーカーロゴなどはありませんが、リカバリーとほぼ同じ状態を作り出せます。
完成後の写真です。

Windows8.1でメーカー環境ですので安心です。

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