中古購入キーボード不良・ドライバー未調整品の修理・調整

メル○リで購入して1ヶ月ほどで不調になったノートパソコンです。
保証は付いていなかったそうで、修理のご依頼です。

キーボードの反応がおかしく、「BS(バックスペース)」キーが押しっぱなしになっているようでネット閲覧もまともに出来ません。
キーボードの機械的な故障の可能性が高いですね。

キーボードを外して検証

裏面です。
バッテリーを外してその下と脇のネジを取っておきます。

キーボードを外すには、キーボードの上側にあるカバーを先に取り外します。

カバーを外すとキーボードの止めネジが2個あります。

キーボードを裏返したところですが、若干の染みがあるように見えますね。

キーボードを取り外した後、USBキーボードをつけると入力は正常でした。

キーボードに飲料跡・交換

キーボードは交換することとなり、発注をしておきました。
その後に検証のため、キーボードの裏側の金属部を剥がしてみました。

明らかにコーヒーのような染みがありました。
キーボード不良の原因は飲料濡れで間違いありません。

キーボードは交換で正常に入力が出来ました。

OSインストール後のドライバー調整がされていない

LL750/FS6Rの元OSはWindows7で、CPUはCore i7 2670QMです。
購入時はWindows10がクリーンインストールされていましたが、本来はWindows10の対応パソコンではありません。

Windows10できちんと動作させるにはドライバーの調整が必要ですが、明らかに調整されていない状態で販売がされています。

「他のデバイス」が有り、サウンドドライバーも正規のものがあたっていません。
このままではHDMIで音声が出力されません。
チップセットドライバーやSDカードなどはとりあえず動きますが、正規の機能とはいえません。

キーボードやドライバー未調整を見る限り、良心的な業者ではないようですね。
確認をしつつドライバーを当てていきます。

SDカードは「O2Micro」サウンドは「Realtek」「インテルディスプレイ用オーディオ」となりました。
他の部分も調整をおこなっております。

中古パソコン購入は実店舗のある業者がおすすめ

中古PCをネットで安く購入する場合、悪質な業者に当たることが間々あります。
まず、一つの目安として「10年以上前の機種をWindows10にして販売している店舗」は避けましょう。
機械的な耐久性も問題がありますし、そもそもWindows10の動作も不安があります。
それを普通にWindows10パソコンとして販売している時点で信頼の置ける業者とは思えません。

また、保証が全くないのも論外です。
少なくとも1ヶ月～3ヶ月ぐらいの保証はあって当然です。

お勧めできるのは、ネット通販とは別に実店舗でも営業している業者です。
すべてが大丈夫かどうかはわかりませんが、対応はいいはずです。
ドスパラやパソコン工房などの大手サイトが安心です。

今回の調整済みパソコン、当面は快適に使えるでしょう。