NEC PC-DA370HAB-KS DA370/H メモリー交換・リカバリーできない
電源を入れると真っ暗な画面にマウスポインターだけが表示されたり、エラー情報収集修面となって起動できない一体型デスクトップパソコンです。
何らかの理由でOSが破損しているようですね。
HDD故障などが原因のことが多いですがどうでしょうか。
診断チェック
最初にHDDの検査をするために分解をします。
裏側に見えるネジを取って裏蓋を外してHDDにアクセスします。
HDDの止めネジを取って外して作業用パソコンでチェックしてみましたが正常です。
データ救出も必要だったので、先に取り出しをしておきます。
メモリーテストで大量エラー
ウィルスチェックでも問題は見つからないので、この段階では原因が不明です。
診断では必ずメモリーのテストもおこないます。
メモリーテストを走らせて暫くすると、大量のエラーが検出されました。
メモリー故障が原因と判明しました。
メモリーの交換をおこなっておきます。
写真は交換後のメモリーです。
Windows破損・リカバリーが出来ない
メモリーを交換後、改めてメモリーのチェックをおこないエラーが出ないのを確認しました。
その後、コピーしたHDDを戻してみますがやはり起動が出来ません。
メモリーエラーが原因でOS破損をしていますね。
リカバリーをして工場出荷状態に戻すことになりましたが、HDDリカバリーを試しても「再セットアップ」のメニューが出てくれません。
Windows10の「初期状態に戻す」でもエラーとなってリカバリーが出来ません。
リカバリーデータからリカバリーメディア作成
Windows10ではよくあることなので、内部のリカバリー用データからリカバリーメディアを作成していきます。
最終的にDVD-Rで4枚のリカバリーメディアが完成しました。
こちらから起動させてNECリカバリーツールの「再セットアップ」を起動させることが出来ました。
ここからは通常通りのリフレッシュパックの作業となります。
起動・機能確認
リカバリーではWindows10のバージョンが古い状態なので、最新のv20H2にアップデートをしてあります。
Windows10は半年に一度の大型更新があります。
少し前のバージョンはサポート切れとなるので、順次アップデートしていきましょう。
起動・各種機能確認をしてから、救出済みのデータを戻します。
MS Officeの有効化・メール設定をしてご返却となりました。