NEC LL750/F PC-LL750FS6R 「Critical_Process_Died」
LL750/F Windows10にて使用中でしたが,「問題が発生したため再起動する必要があります」となって起動が出来ません。
「Critical_Process_Died」の表示があります。
この表示は致命的なエラーの表示ですね。
まずは分解してチェックしていきましょう。
HDD・メモリーは正常
バッテリーを外し、HDDの検査をおこないます。
HDDは左下の蓋を開けると取り出せます。
意外にもHDDは正常で直接の原因ではありません。
大きい方の蓋の中にメモリー・CPU・無線カードがあります。
メモリーテストも問題なく完走しました。
原因が特定できませんね。
Windows10インストールでブロックノイズ
OSが破損している上、若干のマルウエアが発見されているのでWindows10のクリーンインストるをすることになります。
Windows10のインストールディスクで起動をさせてみたら、いきなり全面にブロックノイズが現れました。
そのまましばらくしたら電源が落ちました。
明らかにグラフィック異常の症状です。
GPUの故障が原因でOSの破損を引き起こしたようです。
CPU内蔵GPU故障でCPU交換
このパソコンのCPUはIntelのCore i7 2670QMで、GPUはCPUの内蔵です。
つまり、GPU故障=CPUの故障です。
最近のノートパソコンのCPUはマザーボードに直付けされていますが、この頃のCPUはソケットタイプなので交換することが出来ます。
幸い、手元にCore i7 2630QMの中古品がありましたので交換することになりました。
CPUクロックは200Mhz低いですが使用上では大差ありません。
取り外した2670QMです。
CPUを外すにはFanとヒートシンクを外します。
ヒートシンクを外してみたら、フィンにホコリが詰まっていましたので掃除をしておきます。
CPU故障の原因の一つかもしれません。
CPUを留めているねじをストッパーまで左に回すと、CPUが上に外せるようになります。
写真は交換後です。
Windows10クリーンインストール
CPU交換も終わり、OSの入れ直しをおこないます。
Windows10をクリーンインストールしていきます。
もとの環境はWindows7をそのままWindows10にアップグレードしていますが、クリーンインストールの方が安定して使用できます。
ドライバーの調整をおこない、アップデートも完了。
MS Officeのインストールもおこなって修理完了となりました。