mouse H116K LB-S210 ヒンジネジ受け両側補修
mouseの小型ノートパソコン。
元OSはWindows7で古くはありますがCore i7で、Windows10に更新されています。
ご覧のように液晶側のヒンジネジ受けが大きく破損していて、完全に浮いてしまっています。
ここまで割れていると修理の難易度も高くなります。
液晶パネルまで分解
補修をするためには液晶パネルまで完全に分解をおこないます。
裏面に大きめのメンテナンス蓋があります。
取り外せば通常メンテナンスはできるようです。
SSDに交換されていて、こちらは正常でウィルスなども見つかりませんでした。
液晶部上半身を外すためキーボードを取り外します。
バッテリー下にあるネジを取ると、キーボードの上にある目隠しカバーが取れます。
キーボードはそのまま外れますので、フラットケーブルを外して取り除きます。
液晶上半身は左右の根元にあるネジを取ってから上に引き抜きます。
ディスプレイケーブルと裏側に伸びているWiFiケーブルを抜いておく必要があります。
液晶を外してみると左右両側のネジ受けが破損
液晶ベゼルを取り外してから液晶パネルを外します。
そうすると、左右に各3個あるネジ受けが5個まで割れていました。
最後の1個でつながっていたんですね。
破損はひどいですが、ネジ受けやネジ自体のパーツは全部残っていたので補修固定で修復していきます。
この補修固定も手順を考えないと、きちんと閉じなくなりますしゆがみが発生します。
5カ所分の修復となると結構時間がかかります。
ヒンジ蝶番のネジを緩める
ヒンジのネジ受けが破損するのは開け方に問題がある場合は別として、ヒンジ蝶番が固いと破損しやすくなります。
その予防として蝶番のネジを緩めておきます。
パネルを閉じるときに優しく閉じる必要はありますが、壊れにくくなります。
最終の確認です。
きれいに固定できました。
横から見るとこんな感じです。
とてもきれいになりお喜びいただけました。