mouse 2206SL7-B660W11 SSD不調で起動・OS更新が失敗する
mouseのデスクトップパソコン。
Windows起動途中の回転マークから先に進まないとご相談です。
起動するときもありますが、起動してもフリーズしたりします。
診断途中でWindowsアップデートが失敗を繰り返しているのもわかりました。
原因を調べていきます。
SSDのSMART情報は正常
側板を外して分解します。
M.2のSSDスロットが2つありますが、ドライブは上側のスロットに挿さっている1本のみです。
取り外して作業用パソコンで検査するとSMARTでは正常の表示でした。
SSDのクローンコピーも取れましたが、少し遅いでしょうか。
続いてメモリーテストをおこない、こちらも正常確認できました。
SSD不良でOS破損
クローンコピーしたSSDでは起動途中で止まる不具合は見られません。
やはり元SSDが怪しいので全域の読み出しテストをおこないました。
結果として読み出しはできるがかなり不安定な状態なのがわかりました。
読み出しがほぼ止まるような状態です。
SSDの交換は必要ですね。
Windowsアップデートできない
コピー済みSSDでは起動ができますが、Windowsアップデートの履歴を見ると失敗を繰り返しています。
また、「現在のバージョンのWindowsを再インストールして、システムファイルとコンポーネントを修復する」の項目が表示されていました。
最近のWindows11ではこういった機能が追加されています。
修復を試しましたが、「Windowsの修復バージョンが見つかりません。後でもう一度お試しください。」となって、完了しませんでした。
Windowsは破損状態のようです。
コマンドでの修復をしてみたら、こちらは可能でした。
「SFC」と「DISM」コマンドで修復をした後はWindowsアップデートも可能となりました。
ここまでの確認はできましたがデータは今回不要だったので、SSDを新品に交換してWindows11を新規インストールすることとなりました。
Windows11クリーンインストール
SSDを新品に交換して、Windows11をクリーンインストールします。
インストールしてからドライバーインストールもしてリフレッシュパックを進めます。
Windowsアップデートも最新まで終わらせて、ご返却可能となりました。
SSDの数値に現れない不調は意外と多いものです。
きちんと調べないとわかりませんので、注意が必要です。
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