MacBook Pro 2013 Early(Retina 13インチ) CPU不良・SSD交換
MacBook Pro 2013 Early 10年前のMacbook Proが不調なためOSの再インストールをしましたが、ロック画面から進めなかったり、再起動を繰り返したりします。
なかなか微妙な症状で、検証で別のSSDにOSを再インストールをしてみますがなかなか原因が特定できません。
かなりレアなケースでした。
分解
裏ブタのねじを取り、蓋の内部中央当たりなあるはめ込みを外して開けます。
バッテリーコネクターは四角の部分で、ねじを取りプレートを持ち上げてバッテリーを無効化します。
丸印がSSDのコネクターで、持ち上げて取り外します。
診断・SSD劣化
取り外したSSDがこちらです。
この年代のMacのSSDはSATA規格で、NVMeには対応していません。
SSDは読み出しのスピードテストをしてみたところ大きくスピードが落ちていて、劣化が判明しました。
しかし、起動不良はSSDが原因ではありませんでした。
別SSDでも起動不良
SSDを別のものに交換してOSをインストールしてみました。
インストールは終了してOS起動はできましたが、再起動を2~3回ほどすると、起動時のプログレスバーから進まなくなりました。
SSDを、新品に交換して別バージョンのOSを入れてみても結果は同じで、再起動でやはり起動できなくなりました。
ここで気づきましたが、以前、iMacでOSはインストールできるものの、再起動で立ち上がらなくなる症状がありました。
CPU異常で交換となっていました。
ハンダ修理・CPU交換
CPUはロジックボードにハンダで貼り付けられています。
CPUを張り替える修理となりますが、残念ながら当店の設備では処置が出来ません。
そのため、特殊修理部門に転送をおこなうこととなりました。
少し時間はかかりましたが、CPU張り替えで正常に使用できるようになりました。
SSD交換・Catarinaインストール
SSDの劣化が判明しているため、交換してOSは入れ直しをおこないます。
SSDは通常のM.2 SATA SSDを変換アダプタに取り付けて使います。
M.2でもサイズ2240のものでないと、大きさが合わず使用できません。
取り付けてUSBメモリーのインストーラーから、Catarinaをインストールしました。
今回は再起動でも正常起動して、アップデートも終了しました。
OSの更新はこれ以上できませんが、もうしばらくは使えるようです。
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