Lenovo Thinkpad X260 バッテリー不良・取り外し
会社でリース契約のノートパソコンが電源が入らなくなりました。
店頭で電源ボタンを押すと、LEDが一瞬ともりますがすぐに消えてしまいます。
Windows7で使用しているので、もうすぐ機種変更される予定です。データも必要だし出来ればすぐに使いたいとのご依頼です。
バッテリーは取り外してある
ご来店時、オーナー様によりバッテリーは外してありました。ネットで調べて放電のためにバッテリーを外したそうです。
バッテリーを外すことにより電源が入ることもあるのでやってみる価値はありますが、「完全放電」をさせるためには内部のバックアップ電池も外す必要があります。
分解をしていくことにします。
内部にもバッテリーがある
分解自体は裏側のネジをすべて取れば、裏蓋が取り外せます。取ってみると内部にもバッテリーがありました。
外に付いているバッテリーはセカンドバッテリーで、内部のがファーストバッテリーなのでしょうね。
ノートパソコンではたまに見る構成です。バッテリーの容量を大きくして長時間のバッテリー駆動ができます。
ただ、バッテリー不良の場合は判断がしにくくなりますね。
内部バッテリー不良
HDDの検査も必要なので、内蔵バッテリーも取り外さないといけません。内蔵バッテリーを外し、HDDも外します。
この状態でACアダプターを繋ぎ、試しに電源ボタンを押したら普通に電源が入りました。内蔵バッテリーが不良で電圧が正常に供給できていなかったようです。
後から伺った話では起動していたときに、バッテリーに問題があると注意表示が出ていたそうです。
バッテリー取り外し・HDDエラーあり
HDDの検査では「代替処理済みセクター」が検出されていますので、通常はHDDの交換を提案します。
しかし、近々パソコンを更新するらしいのでHDDはそのままでお返しします。
起動できる様子なので、データもそのまま使えます。
バッテリーも内蔵バッテリーは外したままで、セカンドバッテリーをはめて使用することになりました。
あくまで臨時の処置となります。
午前中にお預かりして、夜にはお返しとなりました。
状況をご理解いただき、持ち帰ったらすぐにデータの退避をしていただく事になりました。
バッテリー不良で電源が入らないことも時々ある症状ですね。