Lenovo ideapad L3-15IML05 Type 81Y3 起動後キーボード・タッチパッド入力ができない
Windows11に更新済みのノートPCが操作できないとご相談です。
USB接続のマウスでも操作ができません。
店頭で確認したところWindows起動前ではキーボード・タッチパッドともに使用できます。
BIOSにも入れますし、操作もできます。
機械的な故障ではなさそうです。
セーフモードでも操作できない
ドライバー関係の不具合みたいなので、セーフモードを試します。
とはいえ、通常起動してしまうと操作できないので回復環境に入れません。
仕方ないので、起動時に強制終了をして回復環境に入ります。
セーフモードには入れましたが、セーフモードでも操作ができません。
かなり重傷なようです。
セーフモード起動時に気づいたのは、デスクトップに「Driver Reviver」「Simple Driver Updater」の2個のアイコンがあることでした。
いわゆるマルウェアでドライバーが古くなっていると偽警告を出して、有料契約をさせようとする詐欺ソフトです。
勝手にドラーバーを変更するので、パソコンの調子が悪くなることもあります。
操作ができない原因はこのあたりにありそうです。
分解・診断
マルウェアがらみのトラブルの可能性が高いですが、メモリーやHDDが原因の可能性もあり得ます。
分解診断を行います。
内部はNECのNSシリーズと変わらず、設計は共通です。
バッテリーを外してからHDDとメモリーテストをしましたが、どちらも正常でした。
SSD交換・Windows11クリーンインストール
オーナー様からはパソコンの高速化のご要望をいただいています。
マルウェアもあるため、SSD換装・メモリー増設・Windowsのクリーンインストールを行います。
元OSはWindows10ですがWindows11に対応するパソコンですので、Windows11をクリーンインストールして調整します。
Windows11のUSBインストーラーで起動してインストールを行います。
ドラーバー類はLenovoのサイトからダウンロードした物を使用します。
調整の最後にはBIOSのアップデートも行いました。
正常起動確認
クリーンインストールで機能も正常になり、マルウェアもなくなっています。
メモリー8GでWindows11 22H2で稼働しております。
起動も速くなりご返却となりました。
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