Lenovo 330-15IGM マウスポインターのみの表示で止まる

Lenovo ideapad 330-15IGM Type81D1 HDD故障・SSD換装

電源を入れると真っ暗な画面にマウスポインターだけが表示されて、そこから先に進みません。

今回修理をするに当たり、動作が遅いのも改善したいとご要望がありました。
CPUがCeleron-N4000とかなり低性能なため遅いのは致し方ないのですが、できる限りの改善をお望みです。
まずは不具合の原因を確認します。

チェックディスクが走る

お預かりの後確認のために電源を入れると、チェックディスクが始まりました。

HDDがエラーを起こしていそうです。
分解してHDDの検査を行います。

裏蓋はネジを全部とれば取り外しができます。

廃熱ファンがありませんね。
CPUが非力で発熱も少ないためFANレス設計のようです。

HDD故障・SSD交換

Seagateの500G HDDが搭載されていましたが、やはりエラーが出ていました。

起動できない直接の原因はHDD故障でした。
HDD故障が判明したので、動作改善のためにSSD換装をすることになりました。

HDDのコピーは取れたので、リカバリーを試しました。
リカバリーメニューの起動は「Novoボタン」で行います。

「Novo Buttom Menue」が表示されましたが、残念ながらエラーになりリカバリーができません。

Windows10クリーンインストール

リカバリーができないのでWindows10のクリーンインストールを行います。
SSDは240Gを使用します。

Windows10のクリーンインストールなので、ドライバーをメーカーサイトからダウンロードしてインストールしていきます。
一通りの調整が終了しました。

液晶パネルのベゼルの組み直し

お預かり時に気づきましたが、液晶のベゼルが浮いていて下部のカバーが一部はずれていました。

オーナー様がご自分で、液晶交換をした時に外れて戻せなくなっているようです。
この機種のベゼルを外すには、上半身を取り外して下部の目隠しをスライドさせないといけません。
無理をすると元に戻せなくなります。

修理のついでに一度分解して、組み直しをして破損するのを防止しておきます。
きれいに組み上げてから、各機能の確認をして終了です。

パソコンの性能による限界はありますが、起動時間は半分以下になりました。
SSD化の恩恵は十分にありそうですね。

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