iMac 2019 27 フュージョンドライブ破損分解・修理 1

iMac 2019 Mid 27inch HDD故障・SSDに交換

調子が悪くなりオーナー様自身でOSを再インストールしましたが、起動時に勝手に再起動を繰り返します。
起動はしてもエラーが表示された後また再起動します。

調べてみるとFusion Drive搭載機種で、Fusion Drive構成の破損が濃厚です。
Fusion DriveやOptaneメモリーなどのキャッシュによる高速化システムは、ある意味脆弱です。

電源が入るのでUSBの外部ドライブでOSを起動させて、内蔵ドライブの検査をします。
こうすると内部を開けずにドライブ故障の判定ができます。
今回はIntel Macなので、Windows10を起動させて判定しました。

SSDは正常です。

HDDはかなりのエラーが出ていて故障状態です。
不具合の原因はHDD故障で確定です。

Fusion Driveがこの状態の場合はデータ復旧も望み薄となります。

2012年以降のiMacは両面テープで画面が貼り付けられていますので、専用ツールでテープを切り剥がしていきます。

たまに自分で開けようとして割ってしまう方がいらっしゃいますので、注意が必要です。
液晶パネルとロジックボード基板は2本のケーブルでつながっています。

隙間からケーブルを外しながら開けていきます。
内部はこんな感じです。

HDDを外すにはスピーカーが邪魔なので、スピーカーのネジを取ってずらします。
マウンター金具があるので2個のネジを取って、HDDを取り外します(写真は他機種からの流用です)

電源ボードから取り外しますが、その前にその前に取り外すところがあります。

写真の赤枠の部分の裏側に細長い金具があります。
赤枠の下側においてあるものがそのパーツですが、取っておかないと電源やロジックボードを外す時に基板を破損させます。
9個の小さなネジで止められています。

続きます。

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