iMac 2013 Late 21.5inch プログレスバーが最初で止まり起動しない
電源を入れるとプログレスバーは表示されるが、最初で止まり進まないiMac 2013。
元々動作が遅くなっていたそうです。ハードディスク故障の可能性が高そうですね。
液晶パネルをはがして分解
iMac 2012 以降は液晶パネルが本体に、両面テープで貼り付けられています。
かなり強力に張り付いていますので、無理にはがそうとすると割れてしまいます。
専用工具を使って切り剥がしていきます。
2本のケーブルが繋がっていますので少し開けた段階で抜いておきます。
HDDの故障でOSが読み込めなくなったのが、起動できなくなった原因でした。
試しに別のHDDを取り付けて、OSをインストールしたら問題なく使用できました。
起動できないMacのOSバージョンを調べる
Mac OSを再インストールする場合、OSのバージョンは使用中のバージョンをインストールします。
起動できない場合はオーナー様にOSバージョンを確認しますが、他にも確認する方法があります。
元HDDがまったくコピーさえ出来ない場合を除き、可能な方法です。
HDDのコピーが出来る場合でも、OS領域が見えなかったり暗号化されていたりると一般的な方法では確認が出来ません。
Mac OSの場合、HDDには「Recovery」領域が作成されています。その中にバージョン情報のファイルが存在しています。
ただし、「Recovery」領域は通常は見えませんので何らかの方法で内部を確認することになります。
簡単なのはデータ復旧ソフトを使用してファイルを見ることです。
今回の物はOS領域はロックされています。でも、「Recovery」領域は内部が確認できました。
「Recovery」領域の中に「SystemVersion.plist」というファイルがあります。
このファイルはテキストファイルなので通常のテキストエディター(Windowsならメモ帳)で開くことが出来ます。
開くとOSバージョンの記載があります。
10.15.2 でCatalinaでした。最新バージョンですね。
内部清掃・新品HDDにOSインストール
2013のiMacで6年以上使用していますので、閉じる前に内部の清掃をおこないます。なかなかのホコリが取れました。
両面テープ貼りなので、こういった機会にはきちんと清掃をしておかないといけません。
HDDを新品に交換して、確認が取れたCatalinaをUSBインストーラでインストールしていきます。
液晶パネルを貼り付ける前に、最終チェックをします。貼り付けてから問題を見つけると大変です。
最後に両面テープで貼り付けて終了となります。